スマホの弊害と知恵者へのリスペクト復活で社会相互の助け合い

年間出生数が92万1千に対し死亡数は136万9千と差し引きすれば人口減少という流れが加速しています。日本人の寿命は延びているものの、2050年には毎年90万人の人口が減るとされており、国力低下が危ぶまれています。(産経新聞2019.1.4)

そのためにも出産数増加健康寿命アップの両輪が不可欠であり、日本の国力を落とさない努力を国民すべてが考えていく必要があります。

 

スマホの影

一方でスマホの普及がネットでの情報収集を盛んにし、小学生の眼鏡率が4割を超えていて場所によっては7割が眼鏡の教室が出てきていると言われています。

知りたいことをすぐ学べる一方で、その弊害は両親にはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんに影響をもたらしています。つまり目上の方に教わる必要があった昔と比べ、質も高く?スピードも速い情報収集が可能なために、お年寄りに聞くことが減ってしまったこと。

極端に言えば、かつて長老、翁(おきな)、聖(ひじり)といった生きた知恵が求められなくなり、単に医療費を食いつぶす人、まさに社会的なお荷物に成り下げられるリスクがあって、ギブアンドテイクや社会相互の助け合いが成り立たなくなる怖さがあります。実際はまったく違うのですがこの流れは恐ろしい。

かつて聖とは、大和言葉でひしり(日知り)であって、いつ苗を植えればいいとか、台風がいつ来るとか、天と交信出来する能力の有無はなくても、日を知っていたから崇められていました。

実際、現代でもネット情報は平均的な答えは提供できても、あなた独自の環境に応じた深い質問に耐えうることはないから、実際は違うのですが、判断できない子供には解りませんから根深い問題ですね。

やはり人生の先輩たちには、後輩との交流で元気に未来の日本を創る子供に道を示して頂く流れを復活させたいものです。

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