1.1 便秘の種類
(1) 結腸性便秘
ダイエットで食の細いひと、食事量が少ないと大ぜん動がおこりにくい
(2) 弛緩性便秘
女性に多い慢性便秘のほとんどがこのタイプ。お産経験者、寝たきり・運動不足などの高齢者に多い。大腸の動きが緩慢で、排泄物を結腸、直腸に送り出すのが遅くなる症状腸内に長く対流すると便の水分が腸壁に吸収されすぎて便が固くなり排便が困難になる。
・排便後も残便感がある
・ガスが溜まりお腹が張る
ーー>食欲不振、肩こり、頭痛など常に不快感でウツになるケースも。
<対 策>
便秘薬より生活習慣を整えるべき
・酸度の食事を規則正しく
・食物繊維を1日20-25g摂る
※ヨーグルト、オリゴ糖は腸内細菌の善玉ビフィズス菌を活性させ、
大腸の動きを活発にし、便を送り出す力を改善させる。これに加え適度な運動
(3) 直腸性便秘
大腸に便が停滞、排便困難に。原因は直腸の粘液が鈍くなるため、便が下りてきても便意を感じなくなる。
· 高齢者、仕事上いつも便意を無理に我慢する習慣の人に多い
· 精神的に自宅のトイレでしか排便できない人
· 便秘気味で、困るとすぐ浣腸を常用している人も要注意
-->自然のぜん動によるもの以外で排便を促すことは
直腸の粘膜の反応を鈍くし、さらなるぜん動の妨げになる。
(4) けいれん性便秘
強力な便秘薬を常用している場合も起こる場合がある。過敏性腸症候群の便秘型。強いストレスを感じると、結腸が収縮し、便の流れが悪化。緊張を強いられる作業、大学受験を目前の人など、常にストレスにさらされている人、ストレスに弱い人特有の便秘。便秘と下痢を交互に