1.1 治療手段の考察(お医者さん)
(1) 基本的な考え方
バリウムを注入してレントゲン撮影はすすめない。
負担が大きく、手間がかかるわりに陥凹型、平坦型のがんはまず発見できない
ーー>大腸がん検診ガイドラインでも全大腸内視鏡検査を勧める。
カプセル内視鏡
患者負担が大きく、まれに体内に残る事故も発生。
外人で8リットル、日本人で5リットルの水を飲む必要あり
※見えない箇所が大きすぎる
その他CTスキャン、MRI、PET、3D-CTによるバーチャル内視鏡では、平坦型、陥凹型がんを発見できない
(2) おすすめ
一次検査 便潜血検査ーー> 精密検査(大腸内視鏡検査、注腸造影検査)
診断と治療がいっぺんに出来る!!
(3) どんな医者がいいか
· 一般の医師の場合、盲腸まで15-20分。
筆者 1-2分、5分で検査終了
· 内視鏡を無理に入れようとすると腸管に小さな傷や、最悪、腸壁に穴をあける「穿孔(せんこう)事故」で腹膜炎を引き起こし、死亡するケースも。
· 最低 検査経験 1,000件、1万件以上の意思なら安全
· 医師が目にするのは肛門であってお尻ではありませんので、それほど恥ずかしい気分にはならないはず
· ループ挿入法は空気が入るため、痛みがあったが、軸保持短縮法は、腸をアコーディオンのように縮めながら内視鏡を入れていく(工藤メソッド)。
痛みがなく5-10分で終わる。
· 内視鏡で切除できない場合は腹腔鏡手術
· 患者の負担と傷が小さい
· 日本の消化器系医療、内視鏡技術は世界一
· 米国医師に手先の器用さが欠けている
(4) 医師へすべき質問
· 内視鏡でどこまでの治療、切除できるか
· 人工肛門を回避できるか出来ないか
· 現在の抗がん剤が適切か
※ 特に人工肛門については長い人生が待っているから慎重に!!
※ 大腸がんの治療ではセカンドオピニオンが当たり前の時代に
② 進行するがんの恐怖
大腸の進行癌は肝臓や肺に転移することで死に至る病気
大腸がんの広がり方のひとつ「血行性転移」は正脈
さらに骨、脳までいく。
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大腸がんは腸の粘膜上皮から発生し、腸壁を破壊しながらだんだん大きくなり、
最後には腸壁を突き破って隣接する周囲の臓器に広がっていく
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