1.1 大腸がんが進行すると
腫瘍からの出血だけでなく、大きくなってシコリとして便と触れたり、閉塞したりするため、痛みを引き起こす
① ガンの出来る場所
直腸が4割、S状結腸が2割(男性に多い) 、他が4割。女性はより小腸に近い膨張から横行結腸にかけての右側結腸にがんができやすい傾向。便を貯めておく時間が長い。
不思議なことに胃で消化された食物を吸収する役割を果たす小腸のがんは非常に少ない。
大内免疫を司る(つかさどる)大センターで異物が侵入しないよう、強力にガードされていることも影響しているかも。
「また痔で出血した」などと決めつけず、念のため内視鏡検査を受けるべき。
経験上、痔の治療に来た患者さんに大腸の進行癌が見つかることも少なくない。
② 便通異常
トイレに入ってもまた行きたくなること、昔はよく便が出ていたのが、最近になって便秘気味になること。ガンが出来ると腸の中が狭くなって便が細くなったり残便感が出てきたりする可能性が高い。
便秘と下痢の繰り返しも危険な兆候(過敏症腸症候群の場合もあり)
③ 盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がんは肛門から離れたところに位置する
血便や便通異常などの症状が表れず、大きくなるまで自覚しにくいため、
定期的な内視鏡検査を!!