1.イントロ

1 導 入

「やはりそうなんや。薄々気づいていたけれど・・・実はうちに来るお客さんでガンになったというお客さんがやたらと増えた。でもそこまで増えているとは。」

散髪屋さんでの軽い会話で聞いたのがきっかけで、恐ろしくなって、我が国の厚生省統計データを見たのです。

死亡数は 126 万 8432 人、前年より 1 万 2073 人増加。ガン(悪性新生物)は、昭和 56 年以降、死因順位第1位。全死亡者の28.8%であり、全死亡者のおよそ3.5 人に1人は悪性新生物で死亡し一貫して上昇。女性は2012年時点で大腸癌がトップ。(平成 25 年人口動態統計月報年計(概数)の概況 )

散髪屋さんに話を戻して・・・マスターは髪を切りながら、

ある大腸ガンを患うお客さんに食生活を訪ねたそうです。

「いやぁ、大手メーカー系営業だったので会社のお金、いわば接待費というやつですね。かなりの頻度でお客さんを誘って焼き肉とビールと酒をひたすら食べていたんです。受注金額が大きかったんで高級肉ばかり選んで食べてましたわ。いわゆる油のたっぷりのったジューシーなブランド牛肉ばかり。あかんよだれが・・いやはや...その結果がこれですわ」

私の調べたデータには続きがあり、1990年には5万3千人だった患者数が2015年には3.5倍以上の18万人になると予想されている。少し調べただけでもたくさん出てきます。

・日本における大腸がんの現状-大腸がんの罹患率・死亡率の推移
私は大丈夫って思っていませんか?

・日本で増え続ける大腸がん
おなかの健康ドットコム

 

なぜ診断に行かない?

ある市町村のアンケートです。

男性は「症状がないので、検診を受ける必要を感じない」「心配なときはいつでも医療機関に受診できるから」一方、女性は「心配なときはいつでも医療機関に受診できるから」「症状がないので、検診を受ける必要を感じないから」

このとおり、日本の病院、医者と薬への信頼と依存度の高さが見て取れます。

しかし驚愕の事実、大腸癌にかかる職業別NO1は医者である という側面を持っているのも事実です。これは汚れた腸が病気をつくるの著者Dr. Bernard Jensen(USA) 氏の調査によるものです。

 

食べ物の流れ

食べ物が口に入ってからの流れを、上から機関別に見ていきます。

流れ 各機能の役割 詳 細
食べ物をかんで細かくする 唾液内の消化酵素がでんぷんを糖に分解(唾液には殺菌効果もある)
食道 胃に食べ物を送り込む
かゆ状になるまでこね混ぜる 胃液や消化酵素でたんぱく質分解
小腸 小腸:消化・吸収の中心 この部位が消化・吸収の約95%を担う。たんぱく質はアミノ酸に、糖類はブドウ糖などの単糖類、脂質は脂肪酸などに分解される。
大腸 水分を吸収して便の形にする長く常駐すればするほど固くなる。

 

8020運動でおなじみのフレーズ、「歯から健康」で少し体のことを理解したつもりでしたが、食べ物は口ではなく、小腸が摂るという事実を物語っています。ひょっとすると、やせない原因や肌荒れの原因は、腸にあるのかもしれません。

腸の専門家の著書や現代病を調査すればするほど、便秘、メタボは笑い事ではないと感じ、以降、私なりにその原因と対策を追いかけてみたいと思います。自身を守るための忘備録、ライフワークのようなものに出来ればと考えます。

<注意事項>
※気がかりな方は、専門医にいち早く相談ください。
※誤った情報や記述ミスなどございましたら、ぜひコメント頂けましたら幸いです。

 

2.不人気な内臓 大腸からの警告がやってきた-->