17 消化器官の仕組み その1

各パーツの説明

大腸は植物の最終処理場

口、胃、十二指腸、大腸の消化管は一本の管。
口からの栄養素を消化、吸収、排泄する。

 

食べ物をかみ砕き、唾液と混ぜ合わせる、唾液に含む消化酵素によりでんぷんの一部が吸収される。飲み込める状態になり、食道に送られる

 

 食道

胃までの時間は、液体で1-6秒、固形物で30-60秒。常に食べ物の刺激を受けているため細胞ががん化することも多い。(食道がん)

 

食べ物を消化してドロドロのかゆ状にして十二指腸へ。
胃液で食べ物を消化する役割もある。

※十二指腸まで1回の食事で約4時間。ただし油っぽいものほど時間がかかる

肉などに含まれるたんぱく質をかゆ状にするが、肉食が多すぎると便秘気味になる理由は、栄養のほとんどが胃で吸収されてしまい、便にならないから。胃液はとても酸性が強く、口から入ったほとんどの最近も殺菌される

 

十二指腸

長さ20-25cm。タンパク質や脂肪の消化に重要な役割を果たす。胆汁やすい液などの消化液を出し、胃で酸性に傾いた流動物を中和させ、脂肪を吸収する。

※   腹痛、腰痛、吐き気、吐血、下血など十二指腸かいようの原因はヘリコバクター、ピロリ菌とされている

 

小 腸

口から入り、消化された食べ物を吸収。体に必要な栄養素が取り出され、血液に吸収される。その残存物が大腸へ、免疫システムの中枢ともいえる「バイエル版」がある

 

大 腸

小腸からの液体状の腸内内容物から水分を吸収し、固形便にしてS状結腸と直腸で貯留し、排便反射によって肛門から便を排出。

ーー>小腸と大腸を広げるとテニスコート2面以上の広さになる。この広さは食事摂取した栄養素や水分を全部吸収して膵臓に送るため。