8.解決策とされるのは?

まずは国立がん研究センターの情報 「がんの発生要因と予防方法 」によるとサプリメントの問題点とともに書かれています。

焼き魚であっても、それに添えた大根おろしに含まれる酵素が、焦げにある発がん物質を分解することがすでに分かっています。あらためて先人の知恵に驚くわけですが、野菜と肉を一緒に食べるといったことは、栄養学的な面だけではなく、発がんを抑制するという観点からも重要なことだと思います。

詳細を見ていきましょう。

 

★バランスの良いたんぱく質摂取

魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる「魚脂」が、大腸がんや乳がんを抑制することも、動物実験でも疫学的な検討からも明らかになっています。ですから、お肉ばかりに偏らず、お魚も含めたトータルな、バランスのよいたんぱく源を摂取することは重要です。

 

★日本独自の食品を摂取

アジア・日本に特有な食物として大豆製品があります。豆腐、みそ、納豆、高野豆腐、豆乳等、たくさんの日本独特の食品がありますが、われわれ日本人は、こうした食品から発がんを抑制するような物質を、実はずっと摂ってきたのです。

 

★ビタミンを採る

緑黄色野菜に多いベータカロチン、ビタミンC,D,Eがガン抑制に効果あり。その中でも果物、野菜、緑茶などに多く含まれるビタミンCは腸内の善玉菌を増やし、整腸作用があるといわれる。

 

★食物繊維をとる

食物繊維に予防効果は認められない という報告もあるが、大腸健康のため採るほうが良い。 食物繊維は、便の量を増やすことで便に含まれる発がん物質を薄め、その影響を弱める。また便通をよくして、大腸の粘膜と発がん物質の接触時間を短くする

大腸がんとの関係は研究中だが、腸内環境をよくするためにも、適量をとったほうが良い。消毒液の分泌を盛んにし、腸のぜん動運動を活発にし、腸内の運搬係、掃除役を果たす重要成分。その他インスリンの分泌を促し糖代謝を円滑にして糖尿病を予防する。

食物繊維が不足すると排便が減り便秘の原因になる。便秘は大腸ガンに連なるもので予防に野菜食が見直されている。野菜を塩漬けにすると野菜から余分な水分が侵出して、漬け上がりでは水分含有量が減少する。そこで重量当たりの食物繊維の含有量が多くなる。

食物繊維は大腸がんを減らす。と言われている。理由は、体に消化も吸収もされないので便の中の発がん物質を減らす。一時流行した洗腸療法のような外部からの腸内細菌の分布・バランスを、人工的にいじるのは良くない。正常な人にはお勧めできない。規則正しい生活で直すべきである。

 

 

腸の専門家も同様の意見を発しています。
とても身近でわかりやすく、端的に纏められています。

 

腸を良くするには

  • 21時以降、食べ物を食べない(臓器はこの時間から休もうとする)
  • 朝は1杯か2杯の新鮮な水で臓器が働き出す
  • フルーツや野菜、繊維質を取る。
  • 朝ご飯を食べると胃が動き出し、やがてネイチャーコールがやってくる
  • これらが良い循環になる

 

食で解決するならビタミンと食物繊維を採るといったところでしょうか。
昔は決定的なものはなかったのでしょうか??

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