米作りのすごさ、発酵のすごさ ~豊葦原の瑞穂の国

日本はなぜ、米を主食としてきたか?

健康文字

健康のためだったから。なぜなら健康という漢字を見ると、米を間に挟んで 健と康がつながっています。

  • 稲は命の根。
  • 稲の妻は稲妻。
  • 米へんに、白と書いて、粕(かす)。
  • 米へんに、健康の康を付けると、糠(ぬか)。
コメ文字
だから、玄米食は、健康の元なのです。

 

日本は、豊葦原の瑞穂の国

とよあしはらのみずほのくに と読みます。

瑞穂(みずほ)とは、みずみずしい稲穂のこと。

神意によって稲が豊かに実り、栄える国。永遠に穀物が豊かにみのる国といった意味があります。

 

古事記、日本書記

古事記や日本書記には、発酵物や良いものが芽吹くといった言葉を持つ神格があります。

宇摩志阿斯訶備比古遅神 『古事記』

可美葦牙彦舅尊 『日本書紀』

 

「ウマシ」は「うまし国」などというのと同じで良いものを意味する美称である。「アシ」は、「カビ」はと同源で、醗酵するもの、芽吹くものを意味する。ここでは「アシカビ」で「葦の芽」のことになる。すなわち、葦の芽に象徴される万物の生命力を神格化した神である。一般的に活力を司る神とされる。

wikiより引用

 

なぜ米づくり国?!

国土が狭く山地の多い日本においては、一粒当たりの収穫が多く、連作障害のおきない作物を主食にするのは、当然だったのです。田んぼの威力は何百年も実りをつけることですが、人間も牛も虫も微生物もカモもミネラル豊富な山の水も、神も一体となって、真剣にコメ作りしてきたからこその証です。

また、お漬物は冷蔵庫がなかった時代からくる知恵。単なる野菜や果物が発酵プロセスを通すことで宝物になります。腐敗と発酵は表裏一体。酸っぱくすることで菌を寄せ付けにくくします。日本人の伝統と知恵は一日にしてならずです。

精製された米より玄米がベストとはいえ、そもそもお米を摂らない 不健康に痩せるにわかダイエットブームには残念でなりません。

 

 

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