怪しげな&意味深なタイトルですが、まさにこの大人の苗からオイルが採れます。オリーブ状況ですが、速報でもお伝えしましたが、直前の台風は無事のりこえ、後は詰まれるばかりの状況です。
この映像は台風前、10/8に撮影してきた小豆島の農家さんの畑です。ご覧の通り、風は少しあったものの、晴天に恵まれて、心地よい撮影日和になりました。
オリーブの枝が細かすぎて、Youtubeの圧縮ではフルハイビジョンで見てもノイズがなかなかすごい!!
現地オリーブの状況
子供を生むときは格好良さより元気さ!ということを、見せ付けられた感じの大人の苗たちですね。こうやって大量の実を見ていると楽しくなります。緑は目に優しく、かつて多くの人間がそうしたように、自然とたわむれていた時代を思い出すのか、うきうき気分にさせてくれます。
さすがにこのサイズのオリーブになると、剪定が難しく、上へ、横へと、個性を出しながら自由に元気に育っていきます。種類はミッションとルッカが多いです。
ミッションはつややかで、ルッカはつや消しのような実で、カメラ映りは前者の方が良いです。ルッカは手絞りができるのと、少し早いのでもう赤くなりはじめています。
赤くなる前の緑色の実を手積みで採取して絞るので、香りがよく、鮮度も抜群です。酸度の数値は時間軸で落ちていくので意味をなしませんが、1年前の数値データでは、0.1前後のこれ以上酸化させないのは無理ではという限界数値を出していました。維持を図るためにガスを注入するところもあるようですが、価格が上がるので難しいところです。
今年はどんな品質?!
もちろん、飲まないとわかりません。採った実はその日の内に搾油機にかけられ、良質なオリーブオイルヌーボーが絞られます。
エキストラバージンオリーブオイルという名称は、オリーブオイルの中の最高級を示しますが、実は基準がありながらも規制がなく、付けたもの勝ちのようなところがあるようです。それは小豆島で売られているオイルでも存在するようです。
こちらは農家さんが畑で丁寧に育てた苗木から、たわわに実った実を手積みで採取、種類毎に取り分けて、農家さんの搾油所に運ばれます。コーヒーでも単一品種での抽出が流行っていますが、ブレンドをするにしてもまずは個性がわかったほうが贅沢です。
もっともオリーブは異種で実がなるので、落ちてから拾った実は、品種が区別できません。落ちて傷つき、酸化する以外にも手積みの理由があるのです。ただし海外のように絶対量が違うこともあって、なせる技でもありますが。
その後もすべて農家さんのところで搾油、ろ過、瓶詰め全ての工程を担当しますので、メンテナンス含めて大変な作業ですが、品質にこだわりが出せ、商品に最後まで責任をもてます。
今年は異例なほどたわわに実ったオリーブ、まさにグリーンのジュース。
農家さんは、来年が心配になるぐらい実った...といいます。オリーブジャパン2012/2013インターナショナルエクストラバージンオリーブオイルコンテスト金賞受賞のオイルを、ぜひ今年貴方が評価・ご賞味くださいませ。
出荷は早くて12月後半、遅くて来年初旬から順次発送となります。ご期待くださいませ
緑の果実万歳!!