既存技術の統合が 化学反応を起こし より新しいものに成る
ボタンでスマホ映像の切替ができるのは かつて 夢でしたが、これほどあっさりと 実現し、しかも便利にいろいろアイテムを組合わせて使えるようになる現代は面白いです。
SE時代は、自社商品だけでなく、OSI階層のTCP/IPという概念がいろんな共通言語となり、オープンベンダーのネットウェア、インフォミックス、オラクルなど、分散システムが可能になっていった時代です。物理的なネットワークとIPアドレスでデータをやりとりするソフトウェア部分で組合せ、新しいものをお客さんに提案するのが楽しかったですが、今は映像というものがキーになって、時代の要請もあって、もっとそれを高めていけるから楽しいですね。
いずれにせよ一つの技術ではなく、いろんな人やサービスが絡み合って、面白いことが出来るのはいつの世も同じ。
結局ディレクションとかプロデュース視点が必要
物作りの前に、なぜどうして、といった社会問題などの解決すべきテーマが必要。
後は、その組合せをしたらどうなるか、何が便利か、何で困っているか という、化学反応を期待し 想定し、実験しながらまとめ上げる のが楽しい、これこそが日本の美学なんだと思います。
人同士であれば自然と縁が繋がり、興味ある者同士が集い、良いものができていく。
あらためて和を以て貴しとなすといった聖徳太子。十七条憲法で役人のルールを定め、冠位十二階で 有能な人材を獲得する術を得た。
先見の明どころか、あの時代に既に日本人の役割を発明し、具現化する仕組みを定義付けされておられたことに感謝しつつ、新しい映像サービスをいろんな人が使う面白さを味わいたいと思っています。