素材丸ごとビデオ編集ソフトへ
今回は2カメ、内1台はジンバルで少し左右に振る、そして音声はピンマイクをカメラに一つ入れ、もう一つは急遽必要になったインタビューアの音声レコードをAndroidスマートフォンにするといった作業を行いました。
いろんな素材を、音軸で頭出しして揃える作業は、手動でやってしまうと、簡単なように思えて、案外とても大変です。
これは同時に記録して、同時に終わればいいのですが、1カメでインタビュー対談以外の素材を撮影する場合も多く、結果、動画ファイルは複雑に、2カメ映像と混在することになります。
同期合わせについて
かつては、パンと手をたたく行為や、タイムコード設定、手書きメモぐらいが、後編集を楽にする唯一の方法だったように思いますが、現在のデジタル時代は、少なくても波形が形成されるぐらいの音が素材に入っていれば、ソフトウェアにて自動で同期合わせしてくれます。
素材全て丸投げすることも可能ですが、これは無駄に時間がかかり、複雑になるので、ある程度の素材を抽出し、ソフトに渡した方が、効率があがります。
いずれにせよ、DavinciResolveは無料で、高度な色処理できるだけでも凄いのに、CUTページ新設や、新機能満載で、この音軸などで素材同期合わせを行ってくれるだけでも最高のツールだと実感しています。
同期合わせ後の音編集の話
対談の難しさは当然、お互いの声が、それぞれのピンマイクに入り、音声が二重にダブることで、少しの違和感と、少しでもずれると気持ち悪い状態になります。
指向性の強いマイクや、ミキサーや音声さんがいれば、現場ノイズの除去や音をクリアにする作業含めて、現場でつまみをいじって後の作業を軽減できるのですが、ワンマン撮影な場合は、これが後処理になります。
なので、積極的に話すインタビューアがいらっしゃった場合は、細かい後編集が必要になります。ボリュームを話し手以外を絞るだけなのですが、交互に話したり相槌が大きな声の方だとしたら、結構これが面倒だなぁと、改めて実感した次第です。