香川県指定のエコファーマーでもある農家さんからお届け物が。実がついたオリーブともども、今年採れたての有機農法でつくった特別栽培米を頂戴しました。
小豆島産のコシヒカリ!もちろん新米です。農薬を極力抑えた有機農法というだけあって、水分豊富で甘みが広がって、新米独特のおいしさを存分に味わえます。
日本人でよかったと思える瞬間です。
イネ(命の根)、稲妻(稲の妻)など、米は日本人の命を作ってきましたから、大変ですがこういう特区だけでなく、広がって欲しいものです。
ちなみに、神事用に赤米が栽培され続けた水田が全国に何箇所あり、その歴史は2000年にもなるといいます。神に豊作を祈り、実りの感謝をする文化は日本だけではなく、たとえばインドネシアのバリ島 ウブドに行くと見られます。ワリはお供えという意味で、ワリを語源にするバリ島は国自体が神に祈る国だということがわかります。
オリーブオイルの収穫
今年もオリーブ果実の収穫時期がやってきました。
日本のオリーブ島である小豆島では、このオリーブ収穫祭が10/18、19にメインイベントが開催され、10/1から11/30まで島中でなんらかの催しがあります。
オリーブオイルの絞りたてが飲めたり、収穫体験や、オリーブ料理を味わったりまさに、オリーブ好きにはたまらない祭りになっています。
お時間ありましたらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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今年の状況
さて今年のオリーブの状況ですが、なんと来年が心配になるぐらい今年は大豊作。いろんな枝にたわわに実を付けたオリーブは、重さが負荷になる可能性もあり、うれしい反面、かわいそうな気になります。
子孫を残すために実を付ける本来の習性を考えると、オリーブも何かの変化を気候に感じているのかもしれません。やはり来年は休憩かもしれないので、今年ぜひ、思い存分味わって欲しいですね。
収穫して搾油する農家さんも大変です。一般の農家さんは最低でも何百万円もする搾油マシンを所有しないため、自分たちのオイルを自分たちで販売することが出来ません。
所有したらしたで、1回50キロを搾油できる機械では、何トンもの実を搾油するのに、朝6時に起床し、5回転も廻せば、真夜中 0時を軽く越える。それが延々と続いていくといいます。
確かに2トンで計算しても、毎日5回転で8日かかる計算。もちろんメンテナンスは欠かせないし、寒くなる季節の中、温度を一定に保つため、暖気が必要といいます。農家さんの苦労はすざまじいと思います。
オリーブは捨てるところがない。
- 葉っぱはハマチなどのエサに混ぜている。
- 昔はオリーブハマチがスーパーで販売されていたが、めっきり見かけない(業者がより高く売れる都会に持出したのかも)
- 搾油後のペーストは、牛のエサに混ぜている
- 果汁だけを炭酸水に混ぜて、オリーブサイダーとして販売する業者がある
やはりすごい農作物だといえます。