言志四録3 

京都勉強会の宿題。読書感想文ながら忘備録にとどめておきます。

p.84  62 今の学者は博と通に失う

今の学者は、学問の狭いために失敗するのではなく、博(ひろ) いために失敗している。また、 その学問が偏っているので失敗するのではなく、 何事にも通じているので、失敗するのである。

–>

確かに知り過ぎると薄くなりがちですね。 詰め込み教育もやはり弊害。

ただし今の情報スピード時代は、学者でなくても、 与えられる情報でオーバーヒートし、 それらを加速させている気がします。サイバー攻撃の手法で、 ひたすら情報を送りつけて、 ダウンさせてサーバーをのっとるDdos攻撃がありますが、 こうならないよう、分別したいものです。

長い間学んでも使わなければ忘れていくから、 使わなければならないし、自分で掴みにいく様に動き、 得たノウハウまとめて、 新しいものを自分で産む気概が必要なのでしょうね。

p.98 72聖人の心と態度は?

聖人の心は、、その言葉づかいや様子に現われ、、 しかも場所や会う人によって、それぞれ異なっていた。自分は、 孔子が若い時、会計官や牧場の役人であったとき、、 その所属の長官にどんな、態度を示されたかわからない。「論語」 の郷党篇にものっていない。学者諸君、一つ推考してみ給え。 あるいは「いつもにこにこしておられただろうが、 いざという時には、中々手強い諫言をされたであろう」 と推測される。

–>

確かに凄い人は普段ニコニコして、、ここぞと、 言うところで大鉈を振るう、大きな声、机を叩く。 感情コントロールを失わず相手に合わせた演出をする。が、 基本は暖かい。愛のあるムチ。

かつての先生と生徒は殴られても、 その子のためだと伝わったのだと思います。今は、 先生の仕事環境が過酷になり、先生同士のイジメもあり、ある種、 ウップン?ばらしになってるとすれば、大事な時期だけに、 子供の将来が怖いですね。

ある小学校で宿題を1ヶ月に1度なくす日を作って、 家庭での会話を優先するような不思議な決定事項がニュースなって いて驚きました。

p.105 79 気海丹田に気を充実せしめよ

人体についていえば、、へそは子供が母胎にある時、、 気をつけるほぞであるから、生々の気はこのへそより発する。 だから、気をその臍下(せいか)に蓄え、へその上の力をぬいて、 呼吸はへその上と相通じ、 筋肉の力はへその下から発するようにして体を動かすべきである。 物事を考えることも何事かをなそうとすることも皆ここに根元があ るのである。、その他あらゆる技能も、皆実にへそと、 下の気海丹田をみたすことに基づかないものはないのである。

–>

確かにスキーのモーグルでも、上半身は固定し、へそ、 腰など重心が低い方が、転ばず安定し、スピーディーです。 野球も相撲も、、テニスもゴルフも同じ。

健康面においては、 寒くても腹がブルブル震えて熱を生み出すために脂肪が、 腹の下に蓄えられている。

免疫も腸に7割型存在する。病院が治る。

切腹も一物がない、腹黒でないことを示す。

今一度、この概念を実践・体感しつつ、世に伝えたいと思います。

コメントを残す