特殊な撮影現場 鎧、古文書・・・

愛知万博キャラクター全国で文化財(刀、鎧、古地図、古文書、掛け軸、絵図)などの撮影を手がけられる大阪在中のディレクターと初対面して、数時間、お話お聞きしてきました。

しかし、撮影と一言でいってもいろんなジャンルがあるものだと関心しました。

本来の映像の世界は分業の世界だから、プロデューサーや監督、カメラマン、音声、美術、アシスタント、照明さんなど多数関わります。照明も時間をかけて、美と映像文法に矛盾がないよう作り上げる世界です。

かつて愛知万博に出展する企業と組んでイベント映像を作った際、舞台を作り上げる照明・音響部隊のスケールを見て、ぶったまげたことがあります。トレーラーが何台もやってきて、重い機材群を搬入し、我々が眠いなぁとぼちぼちやっていたところを、夜中の22時からスタートして徹夜で作り上げる世界でした。愛知万博2

舞台監督?の怒鳴り声と、全力で汗をかきながら動く姿は、記録の映像屋さんより、はるかに男の仕事で専門なんだと思い知らされました。といいながら若い女性スタッフもたくさんいた覚えがありますが・・

この文化財もやはり特殊な世界。巨大な物を確実に、高解像度で撮影し、つなぎ合わせる世界。数千万画素以上の固定で撮り、張り合わせてひとつの作品をデジタル化する世界では、手のひらに乗る小物でさえも映像よりもスチルカメラマンの照明技術の方がかっこよく見せることが出来るのも納得できます。愛知万博 エキスポホール

何せ特化された世界。やってみます と簡単にチャレンジできない世界。片面数十メートルもある物の撮影は、経験していないと顧客に見積もりどころか、どんな質問も出てこない世界なんだと、改めて関心した次第です。

こういう高精度な撮影が出来るチームとの仕事は、VPの世界においても一ランクも二ランクも品質が上がることは間違いなく、公共性が高くなくても、何かしら仕事の付加価値アップになるのではと確信しました。

といってもすぐには思いつきませんが、もし何か面白いアイデアや、コラボ案件、そういったご要望がある方は、ご紹介しますので、よろしくお願いします。

愛知万博 エキスポホール

 

コメントを残す