血液、救急車のサイレン、乳首といったイノチにかかわるエリアや緊急性を示すのに、赤は格好の気づかせる色です。自然が作る赤は永らくビデオカメラでは撮影での再現が難しかったのですが、デジタルビデオのログ撮影ができるようになって、かなり実物に近づいたと思います。色をいじっても飽和・波状しない・耐えるという意味で。おつぎはHDRか。
ということで石光寺が誇る芍薬が本日満開を迎えたので、撮影し編集しました。色はカラグレで多少濃くなったかもしれませんが、記憶色とさほど狂いはないかと思っています。
花を見て自らを律す
前日の雨でしおれるものもありましたが、元気に太陽を受けて次第に花を開き始める工程をまさに、本日目の前にしました。
住職にお話しを聞くと、満開を迎えた花は雨が降ると自らの力で花を閉じるといいます。しかも少なくても、4,5回は開閉するようで、受粉させるための花粉を守り、自らの命と子孫繁栄のために動作するといいます。当たり前というのは簡単だけど・・・・
アメリカ芍薬は先代住職がアメリカから持ち帰ったものだそうですが、お国柄はともかく、生きようとする力強さ、息吹を感じます。
一方で元気を失った花は閉じる力がないため、雨をよけきれず無残にも しおれるようです。それも運命。人間もいつ落ちてもいいように、やはり普段から全力疾走が必要なのかもしれません。