トップでない限り 早く帰りたい?!

先日の厚労省「ブラック企業リスト427社」ニュースを受けて、水道局、パナソニック、日本郵便、HISなど大企業も名を連ねるという事実を聞いてもなんら驚きも落胆もしませんでした。

 

そもそも電通

人を死ぬまで働かせる気質は、擁護できるものではないとはいえ、決してその企業独自のものではなかったのは間違いありません。そもそも高度成長時代は、上も下も発展と明るい未来が見えていて、しんどくても社の成長のために働くことが、自分の給料や、やりがい未来に帰ってきていたから、働き手自らが多少のしんどさは、汗とともに流せていたのだと思います。

何もしなくても、大手企業から広告依頼を受けられる最高のポジションにあった代理店業務は、テレビの没落とともに先が見えなくなり迷走、これだけダイナミックに時代が変わってるというのに、過去栄光だけの頭固い系人種が漬物石のように管理職にのさばり、下の変わろうという斬新で明るい提案を弾き飛ばしてしまう。

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Youtubeだけで生きている

人がいるように、時代はあなたが立派なビルに住んでなくて社員があなた1人だけでも、つまり図体がでかくなくても、アイデアや人脈でビジネスができるようになったのです。億儲かろうが、自分には帰ってこないハードワークの虚しさを知り、SNSで自分を見つけておう歌する他人を知れば知るほど、感度の高い優秀な人から独立や離職をするから、残った社内負担は増え、指令ばかり鼻息荒い管理職と、社畜を覚悟したやる気なさの人の比率が大きくなる。まさに本当の優秀な働きアリは少なくなっているといっても言い過ぎではないと考えます

 

さっさと家に早く帰ってプライベート時間を有意義にしたい

と、創業経営者以外が考えるのは当然で、映像制作でいうと、照明やカメラセッティングに4時間かけて、絵もきっちり作る代わりに毎日21時超えて撮影すると言われると 担当者はぞっとするのだと思います。

つまり、良い品質で誰が見ても納得するものを、じっくりとことん作るという気質から、スピードが速い=良い業者優先度が変わった。これには、ビジネススピードが上がり、ナマ放送など鮮度優先や、変更頻度がアップしたため、どうせまたすぐ作り直す必要があったり、そもそも予算が少なくなっているということもあると思います。

お客さん社内に映像が使える新人がどんどん入ってくる前に、映像制作者は、生きていくためにもう一度、クオリティマンセー(万歳)より、もっと相手の役職上の立場(建前)ではなく、個人の立場(真の本音)に寄り添う必要が出てきたのかもしれません。

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