常に最新バージョンが良いわけではない
WORD,EXCLEといったオフィス製品ひとつ見ても、改悪箇所は常にあって、耐えられるものならいいけれど、ひどい場合は効率が非常に悪くなることもあります。
生産性を上げるためのPCが、いつの間にか定期的にソフトベンダーにお布施するための仕組みに変わる。そんな機能アップなんて求めてないよ~と思ってもソフトウェアは常にバージョンアップを繰り返さないと生きていけないビジネスモデルだったから仕方がないのか。
機能アップするけれど後方互換性を維持しないといけないので使われない機能も削れず、だんごのようにソフトウェアが膨らんでいく。結果、メニューが複雑化していくことを意味しています。
バージョンアップの流れ一変
流れが一転したのは、恐らくiPhoneが無料でバグ以外を含む機能拡張のバージョンアップをし始めたときだと思います。確かにアップルやGoogle、Amazonは自社マーケットをもっていて、エコシステムを形成しているからソフトウェアで儲ける必要はありません。
しかしソフトウェアだけの企業ならどうでしょうか?
Adobe製品は買い取りの時代は、良く使用していましたが、FlashやFireworksなど良質な競合ソフトをメーカーごと買い取ったため、そのあとは隔離し捨ててしまい、なんだかなぁという印象しかありませんでした。
しかしまさかAppleが敵にならないと読み間違いしていたのだろうと思います。
そこでまさかのクリエーティブクラウド。定期的に金を産む仕掛けを編み出しました。売り切り&パッケージを廃止し、店頭在庫から引き揚げたから、さぞかし原価も極小で済むでしょう。(電気街はダメージ・・・)
置き去りのユーザ視点でみると、頭の回転が速い若者はソフトがバージョンアップする喜びはたくさんあるけれそ、年老いてくると冒頭のWORD、EXCEL状態になってきます。しかしソフトはコマンドメニューを増やしながら進んでいく・・・・余談ですが、先日カレーグレーディングソフト ダビンチの新しいベータ版ソフトを触ったら編集ソフトと合体していてメニューお化けに笑ってしまいました。
AfterEffects7.0
ということで先日のモバイル映像編集デスクトップにXPマシンに埋もれていたAfterEffects7を入れて動かしてみました。
少し難儀しましたが、結果的にはXPの互換モードで動きました。あえてデメリットをあげるとするとmp4ファイルを読み込めないこと。32bitならではのメモリを4GBまでしか認識しないことでしょうか。
それでもmp4をaviファイル(4K)化して読み込めました。レンズフレアやAfter Effects でのモーションのトラッキングとスタビライズイフェクトをかけてもcorei7 7700のお蔭か、リアルタイムまでいかなくてもそこそこ早いレンダリング再生動きをしてくれました。使う機能は決まってるし、これでお布施は不要(笑)
Ediusは買い取りだし、定期的なお布施は電気代とネットぐらいか。 |