固定回線では光回線が当たり前になった今でも、モバイル環境では大容量の転送には何かと問題があります。
若者に身近になったスマホだと一ヶ月間でたったの5GB程度しか通信できず、一部20GBなど大容量化したとはいえ、それがやはり一ヶ月の総量だと考えるとやはりモバイル用端末では限界があります。
今回、出先で急遽、7GB近い映像を受け渡しする必要が出てきて、はたと悩みました。ネットカフェなら一撃かもしれませんが、一杯のコーヒー代程度で出来ないかと画策した次第です。
無料なWi-Fi
ふとWi-Max利用者の特典を思い出し、WiMAX 2+料金プランのオプションとして無料で利用出来る公衆無線LANサービス使って見ました。
http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/option/wi-fi_premium/
これによると月額基本料金、初期費用、通信料などすべて無料で使えることになります。
電波の種類
以下電波が飛んでいて、加入時に通知されたセキュリティーキーがあれば、高速な無線LANがモバイル環境で使えることになります。
- UQ_Wi-Fi
- Wi2premium_club
- WPA2
- Wi2_club
- WPA2
- Wi2premium
- Wi2
- wifi_square
実験ソース
映像は、例えば今回のケースだと、74分のFHDファイル、29.97flame,12Mbps(Movie),384kbps(Stereo)。
12(Mbps) / 8(バイト換算)=1.5MB/s
74(m)*60(s)*1.5(MB/s)=6,660MB
6,660MB/1024(ギガ換算)=6.5GB
※計算をわかり易くするため、音声計算は割愛。
要は7GB近い映像があると仮定します。
モバイル環境で転送
先述の通り、一般的なスマホのテザリングではあっという間に月の転送容量オーバー。
自身が持つWi-Max2でも、容量制限はなくても、上り5Mbps程度の転送スピードしかないため、3時間はかかります。
5(Mb/s) / 8(バイト換算)=0.6(MB/s)
6,660(MB) / 0.6(MB/s) =11,100s = 3.08時間
wi2を見つけた
ので実験してみました。
1,500KB/s / 1024(MB換算)=1.46(MB/s)
6,660(MB) / 1.46(MB/s) =4,561s = 1.26時間
数字上は約1/3に短縮。
Web上のスピードテストでは、瞬間風速ですが、12MB/sから20MB/s出ていたので単純に2-4倍のスピードでアップロードが終わることになります。
データをどこにアップするか
では、最後に大容量データの受け渡し方法はどうすればいいでしょうか?
ギガファイル便
最近、頻繁に利用するサービスです。75GBまで無料で送れるようで、万が一データが漏れてもいいようなPR映像はこちらにアップすることが多いです。
ただし、なぜかアップロード速度が回線品質に関わらず、アップロード速度が1Mbps程度?遅いと思えることが多くなったため、自社サーバーに変えてみました。
FTPで自社サーバーへ
安心、安全面でいえば万全。第三者&無料のファイルサーバーを経由せず、自身のサーバーを使ったほうが早いように思えます。
ということで、結論は自社サーバーで安全に7GBの映像データを、約1時間でアップすることが出来そうです。あとは相手にアドレスを通知すればOKというわけです。
実際には、共有wi-fiは接続数など様々な環境でスピードは変化しますので、FTPではレジューム機能を駆使しながら、万が一止まっても、途中から再送できるようにしましょう。 |