毎回いろんな反省要素が飛び出す撮影。だから次をもっと良くしようと頭をひねるのですが、やはり今回もありました。
生中継はピンキリ
そもそもネット生中継と一言でいっても、カメラ1台にライブシェルを乗せただけの簡易なものや、タリーシステムやトランシーバーで逐次変わる状況に合わせてディレクターから指示を出す柔軟な体制といった大掛かりなものなど、いろんなパターンがあります。
関係はありませんが、明日は大阪マラソンでして、ドーンセンター横の大阪城周辺を今日のお昼頃通ると、大型の車が何十台も停車しており、周辺にはテレビ局含め、カメラマンやケーブルを引く人、ディレクターらしき人、様々な人でいっぱいでした。
各カメラマンに映像を
我々の今回の撮影は超がつく少数精鋭体制。ということもあり、デジタル一眼をメイン機として使うため、スイッチャー含めた、HDMI運用のシステムになります。SDIと比べて当初、長距離は無理といわれたHDMIですが、30mぐらいのケーブル長のものも、普通に売られるようになりました。ただし高価で場所もとるため、所有数はしれています。
この所有ケーブル長の範囲でかつ、お客様閲覧に対し邪魔ではないカメラマン配置がポイントになってくるのですが、延長をしても足らないポイントが出てきて、おき急遽、映像ポン出しスタッフにお借りし、なんとか切り抜けられました。
また電源のない環境で4,5時間は持つバッテリー運用を心がけていますが、リハーサル含めてもっと長くなると、いっきに難易度が増します。
次回テーマ
ということで、大きく以下5点が次回のテーマです。
- HDMIケーブル
- 電源ケーブル
- 設営、ばらしのスピードアップ
- 20倍ズームレンズのバリエーション
- Youtube Liveが出来るLAN環境
最後の項目は、現地で借りたLAN接続でwebページは見られたものの、Youtube Live配信エラーが出たため、結局、所有のWiMax2で切り抜けました。本番開始15分前のことでSE経験を発揮する暇がありませんでした。
良かったことは、PowerPointスライドと発表者のグループショットの上からP in P(子画面)としてPowerPointスライドをキレイに貼り付けられたこと。Appleの発表会とまではいきませんが、スライドがぼやけていないというだけでも、生カンパケ素敵です。
ちなみに、今回はスイッチャーのマルチ画面をカメラマンに送り、距離が足らないところに無線のHDMIを使用しました。このため、ジンバル+無線HDMIでの生中継は残念ながら出来なかったのでした。
何が起こるかわからない現場だけに、問題は潰し、ノウハウをためるしかないことを思い知らされました。 |