映像をモニター表示しながら、生中継配信し、バックアップ収録もするとなると、最低3つの映像出力が必要になってきます。
業務用では接続がしっかりしていて安定感のあるSDIが一般的ですが、価格や入手のし易さ、そこそこ細く取り回しし易くなり、そして40m越えも可能になったHDMI接続は、今や庶民の味方です。
HDMIスプリッター
ということでHDMIスイッチャーから出力されるHDMIのプログラムアウトを4つに分岐させるスプリッターを4,000円弱で入手し、使ってみました。
30フレながら4Kに対応し、HDCP、FHD60P、HDMI1.4a対応で3Dもいけるスプリッター。最初は絵が出ず、焦りましたが、端子が少し固めで奥まで入っていなかったのが原因で、あっさり動作しました。
数十m先にもデュプリケート(映像の複製)できるらしいことを考えると、カメラのモニターOUTの他、クライアントに見せつつ、さらにディレクターのモニターにも出力できるでしょう。
超小型の頼もしいやつですが、長時間の耐久性と、トラブルがないか含め、次回の生中継で実験したいと思います。
いずれにせよ、こんな簡単に端子が増やしてトラブルがないなら、配信を3重ぐらいに別けて配信サーバー(クラウド環境)をバックアップ的に使えそうな気もしています。何かと高止まりする映像機材。庶民の味方機材が増えることはいいことですね。 |