年齢層による考え方、主流の違い

サラリーマン経験もあって気づいてたはずなのに、うっかりしていたこと。それは、年齢の層毎に大きな壁というのがあって、この壁は、その年代の人たちが生きてきた時代が形成したものだということを思い出しました。

何が言いたいかというと、価値観の隔たりが大きく、自分たちの常識が通用しないということ。

 

応用力

アイデアというのか、企画そのものが価値を生む、もう新しいものは早々生まれてはこないけれど、世の中にある問題に対して、既にあるもの同士の組み合わせをする、つまりコーディネート力を持つ視点が必要な時代がやってきています。

これはアップルのiPhoneしかり、GoogleのAndroidしかり。

バードビュー目線でいち早くニーズを捉えて、ビジネス化して、ブルドーザー型で全部さらっていく。これが日本に足らないとされるのは、国や護送船団方式の業界が足かせになっていることと、何よりも前例に引っ張られる全業種、それを守る年寄りのなせる業。これはずっと変わらない事実です。

役所へ提案した企画が市民にうけているようですが、対価は驚くほど低いもの。しかも、アイデアはタダだろぅかのように、後から参入した業者に、はいどうぞ!とあっさり渡す文化が今だ根付いています。

これはなぜでしょうか?

 

年齢の層にある溝

日本が戦後の復興の中で、国が音頭を取り一目散に向かってきたのは、国の内需拡大と輸出による外貨獲得のため。そして人々は単純に生きていくために、より良いものを安くと、盗み、真似ながら寝る間を惜しんで必死で働き、大量生産、大量販売、大量輸送を経て、モノにしてきたことがいまの基盤を作っています。

鉄はあらゆる産業に使われ、男の子の憧れの仕事でした。ビジネスだけでなく、アクセサリー、ファッションなど海外から怒涛の如く入ってきた文化は、少し余裕が出てきた人々の中に乾いたスポンジの如く吸収されていったのです。

Still0619_00000明治4年に発行された天皇からの勅諭というものを見ましたが、風俗を一新して洋服を着なさいといった諭す文面になっていたのには驚きました。少し儲けると誰しもがオーダーメイドで服を仕立てていた当時が思い浮かびます。

 

やがてダウンサイジング&サービスメインに

とにかく当時は、ハードウェアそのものの価値・対価は認めても、人件費に対しては認めなかった部分が、その時代には大きかったのではと思うのです。想像力もおんなじ。

これはいまの中国を見ていて、特に強く思います。

わたしの知っているコンピュータ業界、大型コンピューターがダウンサイジングする時代は、もう少し後になりますが、その当時、コンピュータを導入すれば、無期限保守サポートは当たり前でした。

vlcsnap-2016-06-19-20h46m46s245しかし、次第にハードウェアでは食えなくなってゆき、IBM型のソリューションサービスがメインになっていきます。

しかし人間の頭は、固くなった頭のひとは、そう簡単に変われない輩も多く変われない業種の筆頭は役所だったりしますが、とにかく建築費、土木、印刷代といったハードウェアには金が出せるがサービスなんて・・・・イラスト1点に3万も払うなら知人経由で無料で集める。また1日数万円の人件費払うぐらいなら、血縁者に払うという技術を知らない固い人たちがいるのも確かです。

今の60代、70代は要注意です。40代にとって。同様に、30代にとって、40-70代は扱いずらい。そして20代はもっと増えて扱いづらいでしょう。だから自分たちで会社作ろうとなってFacebookTwitterができるのかもしれません(笑)

まぁオリンピックロゴやキャッチコピーに1億3000万円もの費用を費やすのは、まだに理解できない私もおんなじかもしれませんが・・・

 

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