人が亡くなる+映像が出来ること 

不思議とお寺と接触を開始した途端、久しく連絡がなかったお葬儀屋さんから連絡がありました。(写真のお寺は無関係です)

 

映像編集が主 の映像づくり

写真 2016-03-05 14 11 49お別れ式用の故人の映像づくりが目的ですが、ご遺族が持つ写真動画などの素材や、ヒアリングシートなどに書かれた文面を元に映像を5分、7分、10分といった風に仕上げていきます。

映像そのものの編集は、AfterEffectsでの加工映像も使用するものの、レンダリングに何時間もかかる手の込んだものは不要です。しかしなんといっても難しいのは、人の一代記を即席で創ること、そして完成は亡くなってから数日内と期限が決まっていることです。

ひとの一代記

写真 2016-03-05 14 09 39通常、ヒアリングも含めて、それなりに期間とお金をかけて作る社長ものが一般的で、偉人によっては1年近くかかって、コストも数百万円から一千万円になることもあります。一方でこちらは、ヒアリング時間がないにも関わらず、ストーリーにする難しさがあります。

また、シートは手書きなので、間違いがあったり、見え辛かったりしたとしても、あまりQAをする余地がありません。

その中で骨組みを考え文字の裏側にある当人の偉業を掘り起こして、皆様に見えるシロモノにする必要があるのです。

 

製作時間の短さ

そして何よりも製作時間が短いがために、合理的でかつ、ミスのない工夫をしていく必要があります。状況によっては徹夜は当たり前の世界ですが、葬儀とはそもそもそのようなもので、お子ちゃまでない限り、四の五の言わないものです。

とにかく生と死と堺で、違う世界が広がっていることが体験できます。

縁が縁をつなぐ世界

写真 2016-03-05 14 11 40今回、驚いたことが一点。電機メーカーさんの映像編集の予定とバッティングしていたのですが、急きょ先方都合にて翌週にずれたことです。おかげでこのお仕事もなんとか対応することが出来ました。

 宗教を幅広く学ばせてもらっていることもありますが、不思議な世界はやはりあって、仕事を出す、もらう立場が逆転することも最近は多くなっていて、またご先祖さまが人と人をつなぐ仕事を孫やひ孫に取ってくださるということを、なんとなく感じる次第です。

無駄なことは何もない ということなら、頼まれごとは試されごととして、ギャラ如何で能力を出し惜しみすることなく、120%で挑むべきなのだと思い知らされます。

 

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