京都に来ると、外人さんの賑わいに圧倒されますね。ということで久々の勉強会。
中庸
道を学び、道に沿って自らの行いを修めて行くことこそが、政を行うポイント。国民を想う仁を育むことが必要。
いい賢臣が集まらないというのは、自身の行いが道に沿っていないということ。自然と賢臣を集めるには、君主自身が、仁(人の身に自然に備わっている慈しみ)の心を持ち、ただしき義を貫くことが出来るかにかかっている。
その者の善なるところを愛し、愚かなるところを正す。賢者を集めるだけでなく、その賢者が最も知恵を発揮出来る様、取り計らうことである。
とにもかくにも君子は身を修めなければならない。身を修めようと思うなら、天の道の何たるを知らねばならない。
先人の偉業に感謝!
しかし江戸時代に、この中庸など四書五経が、藩の中で日々勉強され、真意が理解されていたのは、驚きです。
だから33歳という若さで日本の通貨 円をつくりあげ、財政の基盤の安定化をなしえた大隈重信のような若者が出たのだと、納得がいったのも確かです。
明治維新をおこした人だけが英雄になっていますが、学生発布、太陽暦採用、徴兵令発布、地租海底などの基盤を作り上げた、まさに国を富ませる(背負う)人がいてこそ、現在の日本が出来たことに感謝する次第です。