Dropboxチーム機能 ~グループウェアが細切れに

いわずとしれた無料の共有サービスDropboxですが、昨年末に機能アップしています。

dropbox昔は1,500円/ユーザ(5ユーザ以上)のDropbox Business だけが使用できたチーム機能が、Pro版やなんと無料版のBasicユーザでも利用できるようになったのです。

 

チーム機能

ipad_katuyoチーム」はフォルダやファイルをグループ単位で共有できるコラボ機能。事前設定したメンバーリストをグループ化するだけで、様々なファイル、フォルダー毎にセキュリティ設定が可能。もちろん、特定のサブフォルダだけを選んで外部ユーザーと共有もできます。

更新があればチームメンバー全員に自動的に共有されます。

そういったプチグループウェア機能が、個人アカウントで Dropbox利用する中小企業や団体でも使えるようになったということは、昔グループウェアを扱っていたものとして、感慨深いものがあります。

グループウェア機能が細かく分散

多様なビデオ会議システム

多様なビデオ会議システム

1990年代後半から2000年初頭まで、企業がグループウェアを用いて、チーム作業を纏めていた時代から、いつの間にやらオープンで親しみやすい個人ツールに機能が分散されています。

一方でファイル共有だけだった仕組みが、機能拡張する。
Lineなどのチャットシステムがグループや電話機能を取り込み、機能拡張する。Twitterが長文を扱う。

メール個人の通信では淘汰されつつありますが、企業はまだメール

結局は使えるグループウェアはいまだ完成していないということかもしれません。

面倒な時代には戻れない

それよりも何よりも、共通して言えることは、人類は一度簡単なものを覚えると、もう面倒な仕組みには戻れないということ。

怖いのは、Dropboxの個人、チーム間の機能切り替えが可能な一方で、ますます個人とビジネスの境界が詰まってきました。国がうっかり機密情報をオープンにしたように、IT音痴には、余計にリスキーな時代になったといえます。

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