ディレクターの迷走(映像制作の問題点)

ディレクターという職業があります。

もっとも、企業向け映像を少しかじっただけですが、英語を直訳すると映像の中身に関して権限を持ち、その映像そのものの指示・方向性を決断する人だと理解しています。

実際には撮影現場の監督といわれる役割ですが、脚本家を兼ねたり、脚本を元に映像の創作物をつくったりします。絵コンテを作るのも一般的には監督の仕事。もちろん登場する人物の配役を決めたり、仕事をやりやすいメンバーで固めることも多いです。カメラマンや音声さん、照明さん、ナレーターさん、美術さんなどスタッフへの手配など。

ちなみに、プロデューサーといわれる人は、ものを生み出す人で、自分の描いた夢をかなえるため、お金を出すクライアントを見つけてきたり、自身がお金を出して実現することもあります。企業VPの場合は営業をさすこともありますが。

こうして主目的を達成するべくチームが出来上がり、制作会社の担当者と連携して、いろんな撮影をすることが多いですが、しかしそう簡単に映像は終わらないのです。

お客さんからお金をもらって映像制作をする場合、お客さん側もディレクターに変化することがあります。

つまり内容に関して、指摘するということ。もちろん、方向性を合わせるべく、事前に入念な打合せを行えば、監督にお任せとなるのですが、やはり理想と現実は異なり、編集段階でまったがかかることがあります。

さらに恐ろしいのは、お客さん側のディレクターがたくさんいた時のこと。

担当、課長、社長の他になんと顧問が登場してきたのです。

けたたましいサイレントともに消防車が集まる

けたたましいサイレントともに消防車が集まる

ようやく見えてきた製作物が白紙とはいわないまでも、再度積み木を積み上げないといけないということ。

これは予期しないことで、しかもその方が映像に関わっていることもあるようで、そうなると、かじり方によっては(映像といってもジャンルが多数なので)ややこしいことになることは間違いないのです。

なぜか今日、消防車が火事でもないのに、5,6台が道路脇に左右に分かれてサイレンを回していたのが印象的でした。こちらの火も鎮火して(笑)

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