故人からのメッセージ

先日お亡くなりになった音の生と死の境仕事人が、生前に知人にもらしていたことが実現化しました。

それはある人とある人を仲直りさせいたいということ。

せっかく映像で長く親しくやっていたのに、あることで疎遠になるのは良くないと言っていたらしいのです。確かに故人含めて毎日のように3名が、いっしょに仲良くやっていたころを多少知っているし、途中で私も仲間入りさせて頂いてからなおさら、その想いはよくわかります。

故人含めて3人は大先輩であるけれど、一人が癌などの病気をわずらったこともあって映像業界を離れてました。そして私も少し嫌われていたため、会合は実現しませんでした。

しかし今回、その故人が亡くなってしまったのです。ふと、その方のことが頭によぎりました。映像を離れたなら逆に情報は届かないだろう。ならば人として、言うべきだと。

訃報伝達を言い訳に恐る恐る電話しましたがあいにくの不通。なんとか留守録に式典などの詳細を残しましたが、コールバックはありませんでした。

私はもう一方の方とは、その後も仲良くさせて頂いていたのですが、仕事の休憩中に、たまたまその方の話題をしたのです。休憩を切り上げて、何気に携帯を見てみると、なんとその方から着信履歴が入っていることに気づきました。3日経過した今日になって。

そして、仕事終了後、約10分間、3人が恐る恐る、かわるがわる、時計を元に戻し始めたのでした。

こちらの世界で出来なかったことを、49日を待たずして・・・さっそく仕事してるのかもしれません・・・

世の中、死んでいるように生きている人がいる反面、生きるように死んでいることもできるんだと。いや生きていることがそもそも奇跡なのかもしれません。

あっちとはきっと陸続き。結局は修行(しゅうぎょう)が続いているのかもしれません。

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