3840＊2160の4K 24P動画

なんちゃってステディーカムと、三脚撮影が交互に 必要なシーンが出て来て、セッティング時間を短くすべく、GH4を入手したというカメラマンさんに6千円を握らせて強引にレンタルしました。

確かに4K、4000ピクセル近い解像度のことを言うのでしょうが、30pはまだ途上。本格的にシステム化する必要はないでしょう。しかしこれで広めに撮影しておけば、フルハイビジョンサイズでの使いであればメリットは存分にあります。

FHDを4画面繋げたサイズになるので、解像度が高い分、リカバリーショットや、パンも三脚でやらず、4K動画の中で編集作業でやることも出来ます。

ということで、大事な撮影現場で映像バックアップを優先し、4K撮影をやってしまいました。結果は問題なしでした。暗部、明部を持ち上げやフォーカススピードなどエンジン強化、GH3と変わらない操作で スムーズ・ハイクオリティーな撮影が出来ました。

GH4の 4K撮影の注意

しかし注意も必要でした。Panasonic GH4の場合しか知りませんが、今回感じたことを書きます。

• FHDモードと比べて 画角が狭くなる
  広めに撮影しておけばいいのですが、狭くなるので、狭いところでこれ以上引けないときはかえって不便です。
• FHDモードと比べて 収録時間が短くなる
  32GBで AVCHD 2時間以上 撮れたのが、50分以下になります。
• SDカードの速度
  4k、mp4、100Mbpsモード で収録しましたが、30MB/sのclass10でも大丈夫でした。理論上は 25MB/s以上の書き込み速度をキープ出来れば十分なのでしょうが、今回、10分以上のカットを撮っていませんのでわかりません。
• ポータブルHDDへコピーしたらノイジーに
  SDカードからHDDにデータを移し、さらにポータブルHDD側に送って編集しようと思ったら、ノイズがたくさん載っていました。これは再度複製したら戻りましたが、少し恐怖を感じました。ファイルは問題なく完了しており、HDDもエラーなしという原因不明状態ですが、消す前にコピーしたファイルチェックが必要だと思います。
• 編集環境
  これが一番大変でした。MediaPlayerであっさり再生できたので安心していましたが、所有するEdiusPro6のタイムラインに置いた途端、画面がバグったり、強制終了してしまいました。プラグインも置き去り、機能も少ないのに3万近い つまらないアップデートだと、v6.5への移行を けちったせいで、最新バージョン7へいくいことは出来ず、置き去り状態です。まさに4k対応のリアルタイム編集ソフトの恩恵がなくなったのです。

Edius V6.08で4k編集

今回の収録は、企業の基幹業務に関わるもので、今月中の素早い納品が求められています。無理やり4kで収録したことを嘆く暇はありません、もっとも そんなことで諦めるような人間ではないので、いろいろ試行錯誤しました。

結論としては、以下2種類で出来ました。
もちろんそれ以外の手段もありますが、時間が早くディスクやCPUに大幅に 負担をかけずに出来たものに絞っています。

1. Handbrakeで3000ピクセルの mp4にする
2. aviファイル（Canopus HQXエンコード）する

＊エンコードには TMPGENG Mastering Works6を急遽ダウンロード購入
＊Canopus HQXエンコーダーは無料で同社からダウンロード可能。

1番を見つけたときには小躍りしましたがCPU負荷が高く、リアルタイムに少し足りませんでした。2番目は、ディスク容量は2ー3倍に膨れ上がりますが、FHD同様、サクサクでした。エンコードもとても早かったし、大量ファルもバッチ処理で深夜にやれば問題なしです。ただし変換速度は実時間の３倍強かかりました。

ちなみにCore i7 3620QM、メモリ16GB、SSD256GB＋外付け SATA2 HDD、Windows7の環境ですので、あまりに低いスペックでは何処かに無理がくるかもしれません。