誰のための薬事法?次世代の医療革新?

nogyo2目の前のがん患者が、2年前に出会ったころと比べて様子がまったく違っている。肌の色艶だけでなく、うっそうとどんよりと、曇ったお顔、こっちまで暗くなってしまうほどのお顔が、今は別人だ。

赤く、そしてシワが見えないぽっちゃり顔となり、自転車で10キロを平気でこいでやってくる。その笑顔は周りを明るくし、話す内容も陽気で前向きだ。

 

いったい病気とはなんだろう

そして治療とはなんだろうと思わされる。

確かに笑いはがん細胞さえも吹き飛ばすという。
そもそも病気の指標は誰がきめるのだろう。

nogyo3たとえば癌細胞は誰の血液中にも流れていて、一定数以上の菌が見つかると、**癌と告知されるという。

医者が切る必要もない、悪質ではないがん細胞を切りたがるのは、手術の成功率を上げるためだという。

そしてクスリを出すことを嫌った医者が、急になんでもない風邪でもクスリを出すよう変化したのは、独立開業したからだという。1億円は最低かけないと、起こせないという話も聞く。なんの規制で誰が儲かるのだろうか。

相変わらず学閥などの争いは激しく醜いが、縦割りの医療技術は深くなるが、全体の調和がとれていない。西洋技術の限界かもしれないが、自分の領域を深く深く掘り下げるのは得意でも、全体を見るバードビューが出来ない。

たとえばクスリの組み合わせテストはなく、単体の処方となる。これは治験でも同様だ。

だから副作用があろうとなかろうと、それに利くとされるものを投与する。出てきた不具合は、出てきてから考えるし、出ても別のクスリで補う。こんな風だからこそ、中国人の日本での買い物のごとく、患者のクスリ袋はたくさんの種類のクスリでいっぱいだ。

 

知らない素直な人は不幸

nogyo1ある女性が有名大学で何ヶ月もかけて、全部の歯を麻酔をかけて 、もう大丈夫というぐらい きれいにしてもらった。しかし1年も経たずして、虫歯になり、神経をとるかどうかに陥ったと憤る。自身の不摂生もあるだろうけれど、何かやりきれない。

そしてその次は、全部インプラントにする案が出てきて治療代700万円の見積もりがきたという。想像をたくましくすれば、ある種、お金持ちから取るというお寺の法名と同じなのかも知れない。

こうして西洋の医学は日本の財政を40兆も奪う文化に進化したが、成長の止まった国では財政を圧迫し、1年間に1兆円もの増加をし続ける。

ようやく規制緩和と、ユーザ責任範囲の増加などの英断で、変化の兆しはあるけれど、大きな医療の流れは変わらない。そして介護費用にしわ寄せがいくのは間違いだと思う。これからの高齢化社会、きつい現場で働く人への報酬だけはなんとかして欲しいと思う。

悪しき商品から国民を守るべき薬事法が、いつの間にやら良い商品でも、ほんとの実績である効果効能をうたえない不便利な制度になった。

 

ネット社会はコントロールしきれない社会

だからこれからは西洋の技術だけではなく、無名の小さな会社であっても東洋の技術を活かした本当に良い商品が出てくるだろうと予感する。特に昔ながらの漬け物は日本人の体を守ってきた偉大な食べ物であり、かつ安くておいしい食べ物。腸はからだの中の大半の免疫細胞を蓄える機関。ここが丈夫であれば、善玉菌で充満していれば、どんな病気になったとしても不安がない。笑ってしまうほど、日本の医者は腸に対する智恵と知識がない。すぐに治ってもらうと困る理由でもあるのかというぐらいに。

そもそも人間は本来シンプル。先人の智恵を知ることがひとつ。あとは、歩いて汗をかき、一生懸命仕事をして、米や繊維質、発酵物をたくさんとって、良く寝て、エアコンを使わず、毎日を笑顔で生きているだけで、病気するのも忘れるような気がする。

コメントを残す