リアルタイム時代の音楽ツールの方向性

新しい無料のツールがダウンロード可能になりました。

VJというものは、ビジュアルだからまだごまかしがきくけれど、音声というやつは、いやBGMというものは、違和感があるとすぐに耳が反応し、生理的にいやなものは映像よりも聞き続けられないような気がします。

 

ヴァーチャル手術を体験

とは大げさですが、なんとなく未来を見せてくれる演奏ツール「KAGURA」というものが出てきました。3D対応のカメラを使えば立体的な操作ができるようですが、ただのWebカメラでも2次元な処理に対応しています。

映っているものを解析してあたり判定のようなもので、事前に用意された楽器群を操作できます。

なんと無料のツールで1月14日よりWindows版が配信されたとのことで、さっそく使ってみました。インテルのライブラリーをたくさんダウンロードするようで、時間は結構かかりましたが、未来は感じられると思います。(負荷がどれぐらいあるか見てませんが、Corei7のクアッドPCはVJツールと配信ソフトとスイッチングソフトを同時起動しても余裕でした。)

こちらが録画モードで撮ったもの

途中入っている不気味な声はプリセットではなく、ようよう というわたくしの声でございます。消し損ねて(真ん中下のごみ箱に重ね合わせ不足で)失礼しました。(笑)

 

こちらが生配信用にレコードしたもの

細かくライセンス状況を見ていませんので、わかりませんが、機能上は、音楽センスがなくてもがリアルタイムで、誰にでもそれっぽいBGMが作れてしまいます。鍵盤をたたくというよりは、心地よく聞こえる音階セットをたたかされているような・・・誰がやっても同じようなものにはなりますが、工夫次第では別物に変えられそうです。

 ベースのBGMを外したり、音声をマイク録音して音源として活用できるので(複数作れる)独自のメロディーも、本末転倒になる破壊的な心地悪い音楽も即制作可能です。

 

やはり時代はリアルタイムに向っている

GoProの映像がリアルタイムに高画質で生配信できるようになったり、HDMIとか高速無線LAN,ワイヤレスといったキーワードと共に、時代はまさにリアルタイムを欲しています。

つまり、いろいろ練って考えて皆に披露するよりも、視聴者の広い懐にむき出しで飛び込んで行って、行程全体を評価してもらう感じに変化してきたような気がします。

自分で音楽を奏でるツール

自分で音楽を奏でるツール

長時間のありきたりなイベントなんて編集するのは、単なるマゾ。
生中継で保存されたものから、見たい人が見たいシーンに早送りしてみれば、みんなハッピーになれます。

それだけ動画が業務で使えるツールになってきたといえます。
伝えるスピード優先!のものと、じっくり作り上げるものと二極化することは間違いありません。

恒例のイベントであっても、やっぱり見やすく順序を入れ替えて、整理してテロップ処理して、という上品なクライアント様には、編集価格を正規な値段で出せる時代がやってきたとも言えます。編集マンは6時間のものを編集するには、3カメだとして、18時間を何セットも見ることになりますから、対価に直すとそりゃすごいことになると思います。

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