オフィスアプリと放送と通信のこと

オフィスとは

写真 2015-01-14 17 55 13PCでのみオフィスが使えるという優位性を自ら捨てたMicrosoft。お蔭さまでiPadで無料化されたKeynoteと、iPadで稼働する無料のPowerPointを使えば大抵のことはできてしまいます。

レイアウトは崩れるものの、それなりの相互互換があるので、それぞれの良いところどりをすればいいし、手書きやお絵かき、表現の幅が広がって、オフィスソフトよりも別の数百円のiPadアプリを使った方が圧倒的に使いやすかったりします。

写真 2015-01-14 17 46 29つまりは、統合の器はPowerPointであったとしても、テキストソースはメモ帳でつくり、図形や画像は編集ソフトで加工し、手書きも別ソフトで十分作れるということ。しかもPDFライターにお金をかけなくても、無料でPDF書き出しまでついて至れり尽くせりです。写真 2015-01-14 17 59 14

企業は資産があるといっても結局、マニュアルや予算などのEXCELがほとんどで、誰も読まない詰め込みの情報群のPowerPointは情報が陳腐化しやすい特性があります。

海外では今、このPowerPoint資料がどんどん映像に置き換わっているようです。世界企業になればなるほど、言語の違いが大きく、ビジュアルを見せやすい映像は言語の壁を超えるといいます。

機械のマニュアルしかり、状況を知らせる数値もアニメーションで表現。トップの意向や戦略、戦術を瞬時に共有しないと勝ち抜けない時代になったことが背景にあるようです。

逆に動画ならいろんなメディアを吸収できるということの証明です。

 

昨年度は動画元年

ということなら、今年は本格的な動画活用の年になっていくことは、もう疑う余地がありません。

世の中、ビジネスは特に早すぎても遅すぎても失敗する時期の難しさはありますが、Google検索でもYahoo検索でも動画が最上位を占める現在、どう誰が見ても、映像花盛りになることは誰しもが認めるものでしょう。

追従するようにSONYやPanasonicのAndroidOSやFirefox搭載のマルチ機能を持った画面を武器にしないと、他の競合企業に置いてけぼりをくらうだけならまだしも、存在価値がなくなる恐れもあります。

 

テレビへの期待と・・・

Panasonicの黄門ちゃま終了事件からさほど時は経っていませんが、あれだけ抵抗したテレビ局も、いよいよ広告離れが見えてきた今、テレビは放送を映す以外の用途で使うな、CMもそんなテレビはダメという空気読めない系のおかしい戦略は通用するはずもなく、マルチタスク、マルチ機能の中に少しだけ放送もあるという位置づけに成り下がります。

そういえば年末年始、あるNHKの番組を作る会社から質問を受けたのですが、9時よりも早い時間に電話があり、可能ならその日のお昼まで、遅くても14時までにその回答がほしいと相談を受けました。当然、お金が発生する案件でもなく、義務ではないものの、そりゃあ困っている人がいたら対応したらなあかんと思い、予定を崩して対応しましたが、テレビって、まだそんな上から目線でやってるのかと呆れた次第です。

写真 2015-01-14 17 58 58それ以前に、そんな番組づくりの根幹に関わることを、当日に探すことか?そんな情報網かと思い、悲しくなりました。民法ならもっと過酷だと思いますが、朝新聞見てから番組の内容を考えている輩の情報番組の類はもういい加減去ってほしい。

タレント含めてテレビ局本体を時限の免許制にして、Youtubeなどのプレーヤーや、本当に役に立つ海外のニュースを翻訳して配信するチャンネルをキーにするぐらい大ナタを振るってもらいたいものです。

もっともオンデマンド時代に慣れた人間は、番組表であれをやるから待っていて見る若者は皆無だし、(よほどのものでもYoutubeで見られる期待もあって)、会社や顔の総ざらいをしないと4K以前にテレビは終わると思いました。

もう年末年始以外はテレビを見ていないのでまったく困りませんが、Microsoftのオフィス戦略見直しのように、大手であってもダイナミックに変わらないと置いていかれるこの時代、テレビ局はどう変われるのでしょうか。プロパーはまだしも委託を受けて理不尽な安値で働かされている業者がかわいそうに思えます。

ちなみに、最近、イスラエルなどに訪問した人の話ではあちらでテレビを見ると、ニュースが多く、世界が今、いかに戦争の夜明け前で、人々は戦々恐々としているかが身に染みてわかったそうです。

中東では昼間でもマーケットの店員たちは目が怖く、マフィアのようにも見えたとのことで、日本に観光客が来たいるからといって、プラスの面だけを見ていると恐ろしいことになっていく。。。世界情勢とは隔離された島国とはいえ、大きな懸念を感じました。

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