映像データのバックアップをシミュレーション!

SDカードに記録した映像のバックアップは、できるだけ早めにしたいと考えています。

写真 2014-12-20 15 32 46いつものLivaPCを活用して、それを気軽に出来ないかと考えました。撮影現場でずっと待機させておいて、SDカードに入った映像群を素早くUSB3などのHDDにコピーしておくだけで、万が一に備えることが出来るだけでなく、すぐさま、編集にかかることが出来ます。

さらには、生中継などをしている場合は、そのファイルをLivaで再生してHDMI経由で配信PCに渡せば、野球などでおなじみのプレイバックが出来ることになります。

 

 

準備&テスト

電源をお借りできる場合は、Liva付属の電源アダプターをつなげばすぐに出来ると思います。転送スピードを考えた場合、USB3の規格で接続したSDカードリーダーと、USB3のSSDポータブルHDDの接続が理想です。

 USBの規格(理論上)はUSB3.0:最大転送速度は5Gbps。
USB2.0:最大転送速度480MbpsUSB3は、USB2の約10倍以上です。

LivaはUSB3端子が一つしかないので、端子を拡張する必要が出ます。電源不足には陥らないと思いますがやってないのでわかりませんが恐らく大丈夫でしょう。

NGの場合は、書き込み側のHDDだけUSB3接続し、読み込みはUSB2で接続で十分だと思います。一般的なHDDの速度は遅いため、(30MB/sも出れば十分)60MB/sのUSB2の規格で速度的には十分だと思っております。

ちなみにSSDタイプのHDDなら断然USB3同士での接続が有利ですね。最近はDRAMキャッシュを搭載したHDDがあって400MB/s出るようです。が動画など1GBを超えるファイルの場合はSSD 製品を選ぶのが無難かもしれません。

 

バッテリー運用でのテスト

やっぱり来年はHDやFHD配信、マルチカメラでのライブスイッチング含め、今後はバッテリー運用が重宝されると思います。ということでバックアップ行程もバッテリー運用を検討します。

とはいいながら先日からLivaにUSBを突き刺して、SDカードリーダーやHDDなどいろんなグッズの動作テストをしていますが、やはり電源不足で落ちることがあります。これがこの媒体なら絶対確実というものがあればいいのですが、どうもまちまちな動作をしていることで、改めて調べてみました。

 電力供給(規格上)はUSB2・・・5V@500mA
USB3・・・5V@900mAとなります。

Livaは通常利用時、10W強の電力が必要とのことで、5V2Aのモバイルバッテリーでは、起動時に途中でこけるという記事を見ましたが、一方で5V2.1A以上あれば起動し、それなりの負荷をかけても耐えられるようです。境界はこのあたりですね。

*ちなみにモニターは遠隔操作用のソフトをiPadから利用しています。HDMIモニターに直接つないだ場合は、もっと負荷は少ないと思います。
起動した後は、よほどの負荷がない限り、8W程度と誰かのブログで見たので、こちらは5V2.1Aの出力を持つモバイルバッテリーでは、ギリギリ10.5Wを供給、なんとか動作することがわかりました。

ascii記事では最大9Wとあります。
http://ascii.jp/elem/000/000/885/885156/index-3.html

BluelayドライブをLivaに接続Liva起動後のUSB接続。USB3にUSB3対応するポータブルHDDを接続するとこける確率が高いです。(うまく起動してもファイルを再生するとこける)

そこであらためてUSB2にその機器を接続すると、なんとか動作します。(大事なHDDなので怖くて何時間も起動していませんが、ファイルコピーなどで一応動作しました)

先の規格に合わせてみると、確かにUSB2なら2.5W,USB3なら4.5Wの電力追加が必要となります。つまり合計は、USB2:8W+2.5W=10.5W, USB3:8W+4.5W=12.5Wと電源不足になります。

あくまでも適当な試算ですし、バッテリー品質によっては出力が一定でないことから、やはり最初から15W(5V3A)供給できるバッテリーを接続するにこしたことはありません。しかし、起動時のUSB機器接続をせず、起動後に接続すると、ダウンすることが多く、結局、USB接続したまま起動することにしました。

バッテリー運用の場合、1台のHDDでこれですからまだまだ道半ばですね。

 

USB給電

USBでの電源供給というものは、世の中、PC業界でもトレンドになりつつあり、今後は青色のUSB3ではない黄色や青のUSB端子を搭載するPCが増えてくるものと思われます。

最近決まった新しいUSB3.1規格では最大なんと最大100W供給できるものも出てくるようで、いよいよ電子レンジをUSBで稼働する日もあるのかと笑ってしまいました。

http://ascii.jp/elem/000/000/816/816743/

モバイル、ノマド、といったスタイルが万民の言葉になるにつれ、ますます喫茶店で長時間長居する人が増えると思うと、少し申し訳なく思う今日この頃です。

 

話は飛びますが、今後、iPhoneやiPadが映像ソースの主力になることを考えると、彼らのバッテリー運用も検討しておく必要があります。

iPad miniは4,400,iPad mini2,3は6,471mA。
iPhone6Plusは2915mAh,iPhone5Sは1560mAh。

だからバッテリーは2A以上供給できるもので、かつ大容量のものを買うと海外でもバッテリー切れを起こさず運用できることになります。

コメントを残す