長時間イベントはライブ配信へいらっしゃい!

クローズドにせよ、オープンにせよイベントは撮ってから、タイトルをつけ、じっくり編集して、レンダリングして、メニューをつけるなどのオーサリングをして、みんなにDVDで披露するという文化は、かなり消滅するのではと思います。

ateruiもちろんブライダルや、音楽祭やお祭りビデオのように、完成物を購入してでも見たいという文化ジャンルは別として。

 

編集マンはもっと楽に、省電力で

とにかくカメラ機材が安くなり、テープのようにキャプチャー不要で、撮影後、即デジタル化、そのままアップするもよし、少し加工するもよしとなりました。

しかし、編集作業者が相応のギャラをもらっている場合は別として、たいていは、過酷でわりに合わないことが多い。誰にも知られることなく、もくもくとPCに向かう作業、ノンリニア編集。好きな仕事だからといって、耐えるべきではないと思う。

そう、マルチカメラ化が簡単になった現代、マルチカメラで撮った膨大なデータは編集マンにとって、苦痛の何物でもなくなった気がします。

あくまでも長時間のイベント記録という視点ですが、1台のカメラでの編集は、まだやりくりが出来ない分、絵に対してあきらめも出来ました。

 

複数台数の恐怖

しかし2カメ、3カメとなると、絵のつながりや、スムースな対応に、音声の違和感払拭に表現、対策の幅が出てきます。万が一のバックアップにもなるのでプロダクションの立場では、もう必須になった感があります。

しかし1カメの時間に比べて、複数台での編集は準備からすでに大変。それぞれの映像のスタート、終わりの時間軸をシステムが自動でそろえてくれるわけでもなく、人間目視(聴覚)による地道な編集前作業が必要となります。撮りっぱなしではなく、人によって撮影時間がそろわず、かつファイルがたくさん分かれている場合はもっと大変。

すべて30P,FHDなど映像や音声設定をそろえていても、収録ファイル形式(MOV,MP4や転送レート等)の問題、記録媒体の問題、カメラによるシャッタースピードの違い、音声仕様の問題などで、長時間になればなるほど音がずれてきます。

さらに色温度やレンズ(交換レンズの場合は特に)、露出の違い、モニターの違いなどで収録データがきれいに一致していることは、よほどでない限りありません。

高価な業務機材で同じメーカー、仕様をそろえる環境は別ですが(テレビ局の4Kシステム同様、すぐに新規格に対応した新型が出るので、すべて同時に入れ替えするところは稀でしょう)

 

では、どうしよう?

やはりコンテンツ、速報性の方が重視されるのであれば、スイッチングを含め、生で一発で配信した方が便利に違いありません。

従来は早送りしかなかった飛ばし技術もネットなら、ドラッグすれば一気にどこでも飛んでいけます。カットした不要だと思われていた部分が、急遽必要になる場合もありますからこれもメリットになるでしょう。

Youtubeならチャプターの変わりに、時間指定のリンクアドレスも作成可能であり、アップした後の編集も可能。つまりは、ネット上 クラウド上で、修正も可能になったということです。

まさに、映像の役割が、ニュースジャンルにかなり入り込んできたと感じています。

来年はきっと、そういうものが花盛になってくるでしょう。
準備は万端とはいえませんが、他社が出来ない配信を日夜研究しています。

あまりお金をかけず、しかし他社とは違うクオリティーと内容で。

動画は阿弖流為の撮影時、ライブ配信が現地ネット環境が良くなかったために出来ず、こんなことをしたかったという一部を再現しました。(現場で操作するVJ映像背景、音省略)

コメントを残す