映画「天間荘の三姉妹を観た」

梅田のステーションシネマへ

別に恒例になったわけでもないのですが、ご前中の仕事をダッシュ終わらせて、映画が安くなる日だった今日、梅田のステーションシネマに足を運びました。

最近の傾向ですが、洋画が底の浅さが見えてきて、やはり日本人が日本食が合っているように、日本ならではの深い考えさせられそうな邦画を探しました。

といっても、雰囲気なので1分と考えていないのですが、なんとなく玉置浩二の楽曲だったり、三田佳子寺島しのぶが出ていたり、ビジュアルがそれっぽくちゃらちゃらしておらず、中身が深そうだと思ったのです。そう、ジャケ買い風に、この三姉妹の映画を見ることにしました。グリコの三姉妹ならちゃらちゃらでしょうが(笑)

 

天空と地上の間にある宿 天間荘が舞台の中心

ここでネタバレはしないのでぜひ、機会があればご覧になられることをお勧めします。

それぐらい深く考えさせられるテーマでした。生きることと死ぬことの狭間で、不思議な三姉妹や周辺の人たちの間で、主人公が生きる意味を深めていく傑作になっています。途中で写真を何枚か撮影するシーンがあって、やはりエンディングの最後の最後に出たかと思った通りで笑ってしまいました。

最初の長い長いステディーカムショットは、電子式ではありえず、やはり本物のアナログステディでしょう。思わずカメラマンの気持ちになってしまって微妙でしたがそれでも本編がスタートすれば、終盤にまで一気に見続けられるストーリーでした。

テンポや、話の展開の素晴らしさ、そして余韻も十分にとられていて、ボールがこちらに飛んできて、じっくり考える時間もある、笑いは多いとはいえませんが、それぞれの人の人生を見ることで、きっと誰かに同感し涙腺が緩む人がいるだろうと思います。

改めてHPを見たら全ての世代で94%の方々が感動とあるではないですか。やはりジャケ買い正解でした。11:30から2時間ちょっとと、どおりで現地は70歳越えた風の人が多かったはずでした。

この映画を見終わった後にもらった電話は、先日癌でなくなった方の偲ぶ会の日時調整の話でした。まさに繋がっている・・・と思った一日でした。

オフィシャルサイト

https://tenmasou.com/

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