では納品映像はDVDでね!などと、さらっとおっしゃるお客さんは後を絶ちませんが、どうやらその意味すらも解らずDVD=キレイの代名詞だと思って使っている方々がおられる様です。
あくまでも私は、よほどの尺で無い限り、4Kで収録して万全を期すことも増えましたが、4Kで横サイズ 約4,000ピクセル。従来の2K(フルハイビジョン)で約2,000ピクセル。
それに比べてDVDときたら 横サイズ720か640ピクセルしかありませんから、わざわざ悪い画質にする必要があることに悲しさがあります。
企業のCAD系の細かい操作マニュアルを動画化
するのに、PCに映し出した1200ピクセル程度の画面をビデオ収録する人がいましたが、その納品もDVDで行っていて、文字が全部潰れて、撮る方も納品される企業側もまったく解っておらず、無駄だなぁと思った次第です。
何が言いたいかというと、今の時代、PCでも最低FHD画質ものも多くなってきたわけで、もう納品はファイルでいいやん という話。保存媒体が必要ならUSBメディアや、DVDにファイルとしてFHDファイルを保存するのは可能だから、やはりキレイに出して欲しいなぁと思います。
実は、PCで再生できるところまで上手くいったとして、まだ関門が立ちはだかります。
プロジェクターの解像度。
今回もやはりなぁと思ったHD画質。つまり1280*720ピクセルという解像度。DVDに比べたら高画質だけれど、Youtubeさえ4Kが自然になってきた今、リアル社会のコストやリース問題はあるものの、そろそろ再生機器は全部FHD以上に変わって欲しいなぁと思った次第です。
もちろん中身が良ければ解像度なんてどうだっていいという論理も解るけれど....、いや、あらためて見つめ直したら、映画製作者が映画館の大画面で見てほしいという作り手のエゴ感覚と同じなのかもしれませんね。