集中場所&智慧の宝庫

やはり集中する際には図書館が一番、と思い立ち、久々に東大阪方面に朝一から出かけました。

 

心地よいウォーミングアップ

大阪府営の府立図書館は淀屋橋駅すぐの中之島と、この東大阪市役所前にありますが、こちらは蔵書数日本一の公立図書館として知られています。有難いことに本の返却はどちらでもいいのですが、昔は自転車で行ける距離(30分かっ飛ばして)だったので、東大阪の方に頻繁に出かけてました。

さて現地には、3F,4Fには窓に面するところに1人専用の席が一列に並んでいて、席数はそこそこあるものの、電源が使えることと、時期によっては学生さんの集中できるBOX席として占有されることもあるため、朝一に出かけても1人席がないこともありました。

だから9時のOPEN前に駆け込んでもドア前には既に長蛇の列をなしていることもあって、今日はギリギリに到着したのでドキドキしましたが人は少なかったようです。

ほんとどうでもいいことながら、実は並んで入ってからが本当の闘いになります。みんなが一人席確保を目指して走るがために、待ち人数が多い場合は、入り口でドアが開く時間になった時点でも、施設側が少しずつ人数を区切って入れる入場制限をするのです。

とはいえ間隔が10秒ぐらいなので、少しの遅れは若さがカバーするぜっ!馬ニンジンパワー全開ってな具合で、一同少し待ってエレベーターから一気に上がる者、一気に階段を2つ飛ばしで手すりを軸に距離をショートカットする者たちの秒の戦いがあって、西宮神社 副男の競争のごとく、様々な年齢層の人が競って朝から心臓の鼓動が上がりきる良い運動にさえなるのです。

さすがに今日は、骨折り損のくたびれ儲け? かもしれません。面白いことに、台湾語では同じことわざを「食べて太り、走って痩せる、せっかくお腹いっぱいに食べたのにお腹をすかせることをする」、韓国では「炊き上がったおかゆに鼻水落とす」と表現するようです。面白いですね。

世界のことわざ

結局、PCのファンさえも聞こえない静かなBOX席でずいぶん集中することが出来て、9時-19時の10時間 多いに仕事がはかどりました。

余った時間で読もうとザッピングで選んだ図書は3種類でしたが、その一つ台湾出身の移民の方が書いた「五カ国共通のことわざ辞典」はとても興味深いものでした。

少しだけ列挙してみましょう。

  • 日本の「馬子(まご)にも衣裳」という言葉は、英語では「仕立て屋が紳士を作る」が近い言葉ですが、台湾語では「実質が3分、化粧が7部分」と女性にビンタされる言葉が印象的でした。
  • 人の褌(ふんどし)で相撲を取る」という言葉は、英語では「他人の手で蛇を穴から引き出す」、韓国語で「人のズボンをはいて躍る
  • 悪銭身に付かず」は台湾語で「不当な方法で得たお金は同じようにしてなくなる。賭博で負けてしまう」、英語で「汗を流さないで得たお金は人にあげても後悔はしない。不当に得た金は不当に使ってしまう。」中国語では「湯のように来たら水のように去る。悪く入れば悪く出る。だまして得た金は雪に湯をかけたようになくなる」、韓国語では「悪事でためた者は悪事で滅ぶ

五カ国共通のことわざ辞典 張福武 著 彗文社より

 

など、今では考えられないような発言を繰り返す国であっても、かつて貧しかった時代を通じて同じような苦労体験していたのだと感心してしまいました。(笑)

とにかく偶然本に出合うことで、発見があったり、ビジネスヒントになることが多く、決してkindle一色のデジタル体験だけでは味わえない体験をした一日になりました。

 

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