大腸がん 絶賛うなぎのぼり中

我が国の人口統計(厚生省発行平成28年までの動向)を見ると、死亡率の年次推移が世界第3位になっていることが見えます。

ちなみに2位はドイツ(11.2)1位はロシア(13.0)ですが、日本は2位に迫る10.5で、1980年ぐらいから、一気に駆け上がり、今も伸び続けている恐ろしいグラフになっています。

自殺者も多い日本

蛇足ながら、世界の遺体を扱うある医者が言うには日本人は腐敗しにくいらしく、3日経っても原型をとどめているようです。どうやら抗生物質を体がたくさん吸収しているからだそうで、嬉しいのか悲しいのか解らず困惑してしまいますね。

世界の高齢化の先頭を行く日本ということもありますが、風邪引いたらすぐお薬みたいな、短絡行動がそうさせているのかもしれません。

厚生省データ
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/81-1a2.pdf

 

2016年新規がん患者約100万人のうち大腸ガンがトップ

ひょっとすると抗生物質が壊すとされる腸内の善玉菌減少の影響もあるかもしれません。何度か大腸がんが増えていることを書いていますが、今日もそのデータが出ていました。

厚生省発表の全国がん登録開始後、初の集計で、前回より10万人増えて、実質により近くなったといいます。

個別で見ると順位は変わりますが、総数で見ると、大腸がんへの罹患者が増えていることが解ります。

  • 患者数は計99万5132人、内訳 男性56万6575人、女性42万8499人
  • 男女混在の部位別で大腸、胃、肺、乳房、前立腺の順番。
  • 大腸は15万8000人です。
  • 個別で見ると男性は胃がん、前立腺がん、大腸がん、肺がん
  • 女性は乳房、大腸がん、胃がん
  • 都道府県別では高い順に長崎、秋田、香川、低い順に沖縄、愛知、長野

*大腸(結腸+直腸)

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190116/k00/00m/040/230000c

 

がん死亡数の統計

今度は死亡数。こちらは2017年時点の国立がんセンターの最新がん統計です。合わせて考えられるのは、大腸がんになる人が多い=女性はそれが要因で亡くなっています。

が男性は異なり、肺がんで亡くなる人が多いとのこと。罹患数4位である肺がんで亡くなる人が多いのは、肺の治療の難しさと、タバコなどの影響が根強いのかもしれませんね。

ひょっとすると、気付きにくい大腸ガンが他に転移して、そちらから発見されることもあるのかもしれません。

とにもかくにも大腸がんにならないためにも、食や普段の運動、精神をリラックスさせて健康寿命をアップしたいものです。

  • 2017年にがんで死亡した人は373,334人(男性220,398人、女性152,936人)
  • 死亡数が多い順、男性は1位が肺、胃、大腸、肝臓
  • 女性は大腸、肺、すい臓
  • 男女別は肺、大腸、胃、すい臓

国立がんセンターの最新がん統計
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

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