「お刺身」は大丈夫
ほんと言いたいことを伝える言葉があるって大切ですね。今日は石光寺さんのお寺でヨガイベントのチラシ配布&PRを兼ねて奈良で金田一秀穂さんの講演「日本の言葉を語る」を聞いてきました。
とりあえず忘備録として箇条書きします。OneNoteに記録した殴り書きが間違えているかもしれません。(笑)
- 「死んだ魚の肉」は食べられないが「お刺身」は大丈夫
- 「寒ブリの実に張りがあって新鮮」-->死後硬直
- 日本語には女性語がある「だわ、だよ、かしら・・・」(今、本物の女性は使わない。オカマさんだけ?)
- 詩(日本語)は女性が作った。他国は男。
- 万葉集は私たちに遺された大切な言葉、古典は1500年前の劣化しない新品の遺産。
- 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、山上憶良(やまのうえのおくら)遣唐使に送った歌など日本語こそ日本人を現す
「敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににおう 山桜花」「そらみつの 大和の国は皇神(すめかみ)の厳(いつく)しき国」「言霊(ことだま)の 幸はふ(さきわう)国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり」
- 奈良=平ら=ならすから来ている
- 地方言葉は仲間の総意で決まって出来る良い文化
- いろは歌は50音図の後にできた。
あいうえお より いえあおう の方が言いやすく綺麗な発音が学べる - やさしい=痩せる思いをするほどの辛さ
- 山伏はかつて庶民の拠り所だった
山伏の呪文には最後に”ソワカ”が頻出するのは、いろは歌のラスト、おわか を もじった ローカル言葉? - 歌に地名があるだけで風流になる
- 美しい日本語の理想形は、阿吽の呼吸(何十年連れ添った老夫婦の短い言葉に中身が凝縮されている)
- おじさんが女子高生の会話を理解しなくてもいい。女子高生でないのだから。
- 不祥事での企業のお詫び会見では、パターン化された言葉が連なるが、言葉そのものを理解して、言葉に失礼がないよう正しく使えるようになってほしい
- 良い古典は古本屋で100円で買える
- 言葉とは思っていることを最大限表現できれば、ローカル言葉であっても若者言葉でも構わない。
- 自分の言葉を話す、使う。真心を込め使うのが言葉。