生中継ツールが本格的になってきた

OBSの最新バージョンで見た目が進化しましたね。タッチパネルならばもう、画面上をクリックするだけでマルチパネルを操作するように、複数シーンを切り替えられるようになりました。

ミキサーの音声レベル表示も細やかになってきましたし、ビデオ、音声の最低限のフィルター機能もあり、無料でここまでの機能を、かつマルチ画面を構成できるとすると、もう動画生中継をしなくても、リアルタイムのビデオ編集ツールとしての活用も視野に入ってくるでしょう。

 

専用機器 vs 汎用機器

事実、スイッチャー含め専用の映像機器は歴史がある分、トラブルが起こりにくい堅牢制をもちつつ、大掛かりで重くて、汎用性がなくブラックボックス。独自のくせを覚える必要もある。高額な機器ならなおさらユーザ数が少ないため、Webに使い方ブログやYoutubeが溢れることもなく、メーカー対応が悪ければ、自力で問題解決をする必要がある

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これがPCを基本に構成できる場合は、PC本体やメモリやキャプチャーハード含め、各パーツ毎に進化させらるし、ソフトウェアの進化とともに大幅にさらなる機能アップが可能になります。もちろんWeb検索すれば膨大な引き出しが得られるから独自の癖があっても、解説があったりひどければ修正される。

AIなどの新しい潮流が台頭しはじめ、約3万人弱が不足するといわれるAI人材に対し、トヨタですら車の自動運転カー開発に百人規模で獲得すべく外資IT業者から引き抜く努力をしています。だからもう1社でユーザが求める機能を開発し続けることは不可能に近くなっていることは間違いありません。ちなみにAIも汎用AIが出てしまうと、人が解雇されはじめます。

企業のシステム構築同様、堅牢制・信頼性は下がっても、便利で斬新な新機能をいち早く取り入れ、積極的にトラブルも経験しつつ、ノウハウを貯めるオープンシステム系に慣れた方が良い時代が訪れています。有料にしても世界競争にさらされる分、リーズナブルになるでしょう。

 

Adobeクリエイティブクラウド

この流れは、例えばAdobeがクリエイティブクラウド前、1個人からビデオなどの古いものも含めて無理やりバージョンを統一して、超高額セット品を購入させつつ、数年も経たずにバージョンアップ代でまた何十万もとっていた時代から、まさに本日現在 月額6千円未満で、20を超えるアプリが使い放題になった状況に似ています。

これはパッケージ化や商品在庫、店舗への運送などのコスト軽減はもちろん、バグ対策に時間をかけずに新機能を優先させる戦術で、低リスクでかつ戦略価格をつけられたことがあると思います。

全世界トップクリエーターの利用履歴や要望をすぐに取り入れることで、効率よく求められる新機能を提供できる。そしてベテランでなくても早いサイクルで便利な新機能を使えるからまたユーザが増えるといるスパイラルを経ていると感じています。Adobe製品はいらないけれどネットが壊し創ったものは大きい。(笑)

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