人工知能と経済の未来 -2030年雇用大崩壊

今月の勉強会テーマの図書。井上智洋さん著(文春新書)の本書を読みました。まさに今、AIに多くの人が興味を持っていて、Amazon エコーで聞くラジコでも、この井上さんが登場していて生声を聞きましたから旬ですね。

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個人的には機械はツールの一つで、使いこなせる人がいなければ画像切り抜きだけで使うPhotoshopユーザがいるように意味を持たないと思います。またロボット本体の機械側が整備されていない今、頭脳だけだと削減対象は、役所や秘書、コンサル、銀行、株屋、大学教授ぐらいしか思いつきません。

映像マンは残るようですよ(笑)

p.74
この点に関するAI研究者の意見を集約すると、
今後のAI技術発展の道のりには「言語の壁」が
立ちはだかっていると言えそう

–>ある種、宗教を、学ばせたら矛盾を見つけて指摘しそうで、
宗教上選ばない人も出そうです(^ ^)
何れにせよ、ヒューマンエラーがないとはいえず、元ソースの偏りは起こるし、クセも得意分野も出生ごとに異なる。自動運転カーが、右にも左にも人がいる際にエンジントラブルに陥れば、結局倫理的領域に行かざるを得ず、日本産などの倫理エンジンをバラで売る時代も見える。

そうなると、日々のデータ収集、積み重ねがロボットにも必要であり、最後は何のために生きるのか、が背骨に入る事で応用できる
ロボットが完成するでしょうが、相当に時間がかかるでしょう。

 

p.89

全脳アーキテクチャ方式の汎用AIは、人間の潜在的な
欲望や感性を知ることができないので
–>芸術は難しいのは当然ですが、機械のための機械なら不要かも。
宇宙食で必要カロリーを補えるとしても、人は食事に時間をかけるし、無駄の中から価値を創造する。しかし機械社会にはそれすら無駄。

ひょっとすると、脳をスキャンしたAIを通じて人を知るきっかけになるのかも。名曲のルーチンや1/F揺らぎなど、脳からの深層アプローチで解明されるかも。AIもきっと組織階層同様、機械を管理する役割も必要。どこで何をしてるか、、どこにトラブルを抱えるか、まさに仕事縦割の企業のような塊が出来るかも。

 

p.122
今では、日本のGDPに占めるサービス業の割合は約7割です。
・・・少なくともシェアの、面ではサービス業中心の経済に転換しています。

–>心の時代。SNSの時代。女性、感性の、時代。物欲が終わり、
心を豊かにするものが流行ってる。消費物は安ければ、Amazonで、オッケー。Amazonで商材販売している業者としては(笑)

 

p.136
マクロ経済政策には、橋や道路といった公共事業などに対する
政府支出を増やす政策である「財政政策」と中央銀行が市中に、
出回るお金の量を増やす「金融政策」があります。

–>確かに公共工事だけが潤っている感覚があるし、それも末端には回ってない。リニア含めて談合業種であるから、やるなら選定業者を変える必要がある。お金のバラマキ、ヘリコプターマネーは良さそうですが、まさに隙間にビットコインが、入ったという感じでしょうか?
p.151
似たような取り組みに、アメリカのGE社を中心とした
「インダストリアル・インターネット」があり、

–>同社は今年、1兆の赤字を計上したようで、電力含めて未来の 発展事業がなくなっているため、2030年と言わずこちらにシフトが加速しそう。

 

p.152
日本で第4次産業革命が実現する目安を2030年としています。

–>IOTや汎用AI、3Dプリンターを考えると早まりそう。
すでに映像の文字起こしや、仮ナレーションはソフトに喋らせ、
録画ソフトで保存してる。ソフト同士の最後のつなぎを人間が
しているだけだから、機械で置き換え可能。

 

p.160
機械に奪われにくい仕事

・クリエイティブ系
小説を書く、映画を撮る、発明する、新企画

・マネージメント系
プロジェクト管理、経営系

・ホスピタリティ系
介護士、看護師、保育、インストラクター

–>

本当は理髪店、タクシーなど含めて流行るところは明らかにホスピタリティを持つ人だと思うので、給料泥棒のみが駆逐される気がする。

 

p.163
ネット動画 大学教育 無料、ムーク mooc。大規模公開オンライン講座が、大学そのものの存在を脅かし始めている。

–>

生中継が学習力をアップする

 

p.217からラスト

ベーシックインカムとは何か・・・BI導入に対する高所得者層の反発は当然予想されますが、そこさえクリアできれば、十分に実施可能な制度であることが分かってもらえたかと思います。・・・おわりに
–>数万円のことなら賛成です。ただし、7万となると・・・疑問です。

頭が良い人は上から目線?でものを考える?案外庶民は強く賢い。働くこと、汗をかくことの心地よさは収入も伴って大きくなると感じています。その過程で自然に学んだり、感謝の念が産まれる。

ベーシックインカム時代の宗教法人はどうなるのでしょうね。また、人々の会話の中身はもっとTVとか芸能人不倫とか、ますますどうでもいい方向になるのでしょうか。

そもそも高所得者層が政治をする以上、議員数や官僚数低減同様に、難しい気がします。また国全体に、働くために生きる から、生きるために働く力学がなくなり、イノベーションが起こりにくくなる。結局、デジタル時代の停電や、ハッキング一つ社会が麻痺する大トラブルが起こり、社会がシュリンクしてゆく恐れも感じます。

むしろインドのグラミン銀行のように、前向きなお金と仕事に繋げた方がモチベーションがあがるのではと思います。

農業をやる人には一切の税金をなくして、インドネシア三毛作で餓死者がいないように金より食う ことを基本に置いた政治の方が良いのではと思います。

火事場のクソ力や、戦後復興期の日本をいわずとも、人間の逆境におけるパワー、順応力は、想像を超えるものがあり、そこで生まれるアイデアで、時代を超えられると信じています。ブツブツ交換のように最小単位のビジネスでいいかと。

そのためにはやはり学びが必要。無料の寺子屋で古事記や、十七条憲法を学ぼう^_^
<総 論>
AI+ロボットを使わざるをえないなる時代は確実にやってくる。学ばない&給与泥棒なら機械しかあてに出来ない。個人的には健康サービスに成功したところが世界覇権を握ると考えています。 身近なバイオですら、医者が見放した人を救っていますから、金より健康を与えた絆は強く、、親戚、身近で親しい知人から遠巻きに巻き込む。

少子高齢化の先頭を行く日本の医療費40兆を半分にするだけで、研究開発にかけられる原資になり、外国へもノウハウ輸出出来る。とにかくコスモパフォーマンスが高い。

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