人は木が恋しくなるが 森林もまた人間を必要とする

ふと思いついたキャッチコピー。森林の中でいろんな話を聞いていて、鳥取の元宿場町 智頭町の森林セラピー森の幼稚園を思い出した。

mori3日本全国には建築資材としての森が至るところにあるけれど、林業そのものの業界はどこも疲弊しているといいます。大きな理由はロシアなど怪しい品質の海外建材を仕入れて、原価を抑えて低価格化を実現する企業が増えて、それにユーザが飛びついていること。

一見見た目は同じだけれど、耐久性のないそれら海外建材は、国産と比べ、あっという間に壊れ、メンテナンス・リフォームがすぐに必要となるといいます。プロに言わせれば、考えられない壊れ方をするといいます。つまり年輪がなく木の密度が違う、もう木の体をなしていないコンニャクのようだ というから、恐ろしい。

 

個人的な意見ですが

確かにインスタ世代は見た目で騙しやすく、おしゃれ&デザイン重視で比較的中身を見ずに買う人が増えたから、CMやイメージで簡単に誘導しやすいのだと思います。肩が重いからとネットで調べて、霊が肩に乗っていると真剣に考えた輩が増えたためにに社会問題になるという状況は、末恐ろしい気がしています。

まじめにやっている業者の背後には、日本の森林を守る林業がある

mori1木は切らなければどんどん太くなり、森林が荒れる。根っこが浅い人工林が多く植えられた地域で売れ残りが多ければ、雨、風など自然災害の防衛力を失った町と化し、土砂、浸水などの災害を受け入れざるを得ず、やがて崩壊する。良くない循環が業界の高齢化を導く

 

 

牛の出産同様、森も人が必要

木の倒れる迫力は並大抵でない

木の倒れる迫力は並大抵でない

牛の出産に人間の手助けが必要なのと同様、森も人間を必要としている。鉄筋打ちっぱなしと、木で囲まれた中でマウスを離すと、鉄の中では早く死んでしまうという大学論文もあるらしい。精神の病が300万を超えた今、ナチュラルな香りと自ら呼吸し温度管理が出来る木の家で出来た自然な空間・家を求める欲求を人間から取り戻さなければならないのかもしれません。

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