省電力PCで4Kエンコード作業をする

新しい戦力が増えるのは嬉しいもので連続でいろいろテストしています。

Inked写真 2017-09-10 16 17 00_LI映像の研究開発という側面では、前回、電源が必要なスイッチャーを使わず、バッテリー駆動だけで複数カメラを使ったYoutubeLiveをする場合にはいろいろ注意点が見えました。

 

レンダリングテスト

写真 2017-09-10 15 29 13そして今回は、レンダリングテストを実施。4K24P動画(H.264,3840*2160)を、TMPGEnc Video Mastering Works 6を使ってFHDサイズ(H.264,1920*1080)に変換しました。

実際の作業に移る前に簡易テストを行いました。PCを高パフォーマンスモードに変更して、6分1秒の動画が、それぞれのエンコーダーx264で約20分、Intel Media SDK Hardwareで約10分で変換完了しました。当然ながらCPUで計算するx264の方がクオリティが高いとされますが、スピード優先のため、すべてのファイル変換にはグラフィックエンジンを使うことにしました。俗に言うQSVってやつですね。

 

本番テスト

写真 2017-09-10 15 34 11で、本番。6つのファイル(4分、2分、3分、6分半、5分、6分)、計26分30秒の動画を処理するのに、約1時間かかりましたので、このCorei5 7200Uという省電力向けのCPUでは実時間の2倍未満で終わることになります。(グラフィックエンジンエンコード時)

CPU使用率はほぼ61%を行き来しました。

写真 2017-09-10 15 34 11やはり見る見る間に、残り時間が減っていき、バッテリーのみでレンダリング処理を続けたら2時間もたないように見えます。ということで、バッテリー消費は36%でした。(99%スタート63%終了)

これをどうみるかというところがポイントですね。

 あえてフォローすると、本機付属のバッテリーと組み合わせると急速充電が可能で、30分で7時間使えるらしいので、局所的に電源が使えないときには有効でしょう。出先で電車移動中にレンダリングが必要になった際や、急なDVD作成もこなせますし4Kでもカット編集程度ならGPUがあるので楽勝。だから使いどころを考えるべきでしょう。

 

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