デジタルデバイドが格差をどうしようもないぐらい広げる

収入の格差は、言葉だけ斬新だけど自由化政策という名の失策で開ききった今、今度はデジタルデバイド、つまり情報格差もそうとうに開きはじめたといえます。これは加速し続けていて、すでにデジタル技術の有無が、収入の格差に連動していると感じています。これはとどまるどころか、世界を巻き込みながらどんどん増えていく。

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8GBで510円が安いのか高いのか解らなくなってきた

例えば同じ仕事を受け持つ元受けになったとして、よい作業をしてくれる業者に出会うかどうかは、やはりデジタルがなければ仕事の幅が狭くなります。当然、地元の仲の良いチームで結成した方が信頼性は高く、スピードは速く、リスクは少ないのですが、同じところに固まるがための、情報の孤立というか、顧客に響かない、俗にいう新しいものが入ってこないガラパゴス提案になってしまう可能性があるのです。

写真 2017-09-08 18 05 08例えば印刷物を作るにしても、海外デザイナーと組んだら、当然日本人が見慣れないものを味わえるから、流行る可能性を秘めていますし、自宅にいながらPowerPointやWORDからネット入稿できるところが繁栄していることを思うと、もうデザイナーという職業でなくても、CMYKとYMCAが同じに聞こえる人でさえ印刷物を製作できるようになりました。これはつまり、中抜きというと語弊があるのですが、薬とか医者とか葬式とか、不動産とか、知らないからぼったくられてきた業界があったとしたら、見える化され、明快に手数料負担分がなくなるので、圧倒的に安くなるということになります。葬儀の場合は間があるわけもなく微妙ですが、法名は無駄だと解るから安くなるみたいな・・(笑)

Resized¥2017-09-11 11 38 20_LI当然、原価が下げられる業者は、顧客への提示額も小さくなるわけで、つまりはよい業者かどうかを見極める技術が、新しい人を呼び込み、さらに仕事を広げる可能性がある。新しいものを取り入れながら、お客さんにいろんな斬新なものを提案し続けられる仕組みを持つかどうか、これはまさにデジタルというか、インターネットを使いこなせるかどうかがポイントだということ。

もっと単純化してみると、ネットを経由すれば売りたい人と買いたい人が直接つながれば、もう言語はどうでもいいところまで来ていますから、仮想通貨の台頭で銀行や政府が不要になる未来は近くに来ているということです。この手段に4K動画は信じられないポテンシャルを発揮することになると考えています。

マウスというものすら意味がなくなる。マルチタッチディスプレイなら瞬時に、複数個所を同時に押せるのですから、目的に向かうためにマウスカーソルをだらだら動かす意味がなくなるということ。音声でキーボードを打つ操作さえも・・・・すべてをゼロベースで考える習慣が必要になりそうです。

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