編集コストを上げる要素を排除しよう

もちろん編集作業で生計を立てている人も多いと思いますので、それを批判するものでも仕事を奪うものでもありませんが、テロップという要素が一番、誰も喜ばない難題だと感じています。

確かに人がたくさん登場するとしても、登場人物が素人なら自分の名前が画面上に表示されるとなんだか嬉しいものですし、玄人のそれなりに知られた人、重要なポジションな人ならむしろテロップがないとまずいと思うところもあります。

 

沢山文字を打つのはリスク

PowerPointでさえ面倒であり、それがPhotoshop動画編集ソフトのタイトラーで効率があがったとしても、所詮限界があります。

橋本さん3_LI何よりもたくさんの人の名前を打つ場合、必ず、こちらのミスでなくても渡されたデータミスや、入手した紙自体にミスがある場合があります。数が多くなくったとしても紙から転記する行為はもう時代遅れ甚だしく、本人は電子データで持っているはずなのに、もうこれは依頼者の編集マンいじめでしかないと感じています。

もっとも聴覚障害の方に配慮されたテロップは必須としても、TV局のつくるくだらない番組に意味のないテロップを大量に出すために、専用のコンソールシステムでひたすら打テル技術や専門の人がいることも知っていますが、やはり生産性が高いとは思えません。

 

耳が退化する

昔は字が書けたはずなのに、スマホやPCの文字入力に頼り過ぎて、書き順だけでなく、文字自体を書けなくなる人も増えているようで、同様に耳が聞こえるのに文字でそれを見ることに慣れると、目は冴える一方で耳が衰えるという話があります。

だからテロップというよりレイアウト不要な字幕機能で、ぽいぽいっとやっつけてしまえばいいのだと思います。最近はルビ機能も設定でき、複数レイアウトも設定可能とのことで、バリエーションも多少は出せるようになりましたから。生中継でさえ、遠方から翻訳・文字入力・転送し、レイヤー的に前面に重ね合わせることが出来るようですから時間の問題でしょう。本来は聴力だけで理解したいものですが年齢とともに落ちるから仕方ないでしょうね。

Youtubeではアクセスを集めるコンテンツに対しては各国の翻訳者が自力で入れるものも増えています。先日は8か国語の切り替え画面が出てきて驚きました。
 ということで、次の編集では数百名の文字入れを一瞬で終わらせて、お金はそれなりにもらいつつ、効率アップしようという話でした。(笑)

 

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