昔は周年記念ビデオや、各種VP映像のオープニングといったならば、イラストや画像、文字がAfterEffectsのようなコンポジション&イフェクトツールで加工され、モーショングラフィックと、動きに同期した派手な音楽がBGMとしてくっついたものが多かったように思えます。
しかし俗に言うCGの用途は、機械の構造や機能詳細をイメージとして見せる合理性のあるものだけにシフトしていってるような気がします。
みんなの可処分時間(無駄時間)が少なくなってきた
TVなんかのバラエティーはダラダラ閲覧が基本なので外したとして、体感的に、すぐ結論を知りたい、意味のないものは毎回見たくないという事象が起こっているように感じています。
スタートを押した瞬間から記録されるビデオしかり、ユーチューバー(Youtuber)の台頭しかり、閲覧者のさらなる多忙が合わさって、じっくり見るための時間をつくって鑑賞する映画と比べると、圧倒的に用件のみを動画にも期待する流れがやってきたのだと思います。
結論が先&シンプル化が進む
ごちゃごちゃ映像をいじっていた時代は、ベースとなる画質が今ほど良くなかったため、まずい食材を油と濃い味で味付けせざるを得ない中国料理のように、素材を誤魔化すことが多かったのだとも考えられます。
それが鮮度が高く、そのままでも美しい絵が気軽に入手できるようになった今では、日本料理の引き算のように、かえって味付けするほうがひつこく見えるから不思議です。
それにはApple製品を筆頭に、オサレな製品が身近に入ってきて、写真を多く使ったWebページが増え、同時に活字離れがおこった今、時代はビジュアル&シンプル=美 という流れに向かっていることもあるかもしれません。
生中継のオープニング映像
HPでもトップページ背景に彩度の薄い映像が使われるように、もうオープニングはジンバルで季節に応じた美しい景色のウォークスルー映像がベースでいいのかもしれません。文字もシンプルに、しかも小さいループBGMを流せば意外にオシャレでいいかもしれません。