孫子より日本人に合う国内初の兵法書 闘戦経

平安時代末期に書かれた日本発の兵法書「闘戦経」。ソフトバンクの孫さんが大絶賛し、国内の3割の経営者が仰ぐとされる不敗の戦略「孫子」の日本版ともいえる内容が書かれています。

戦いという意味では勝たなければ意味がない一方で、卑怯な勝ち方をすると部下にしこりが残ることもあります。もちろん孫子には戦術、戦略は優れた部分があり、テクニックや人生哲学としてこれを知ることは必要ですが、意味を知った上で国内企業のトップが堂々と掲げるものではない気がします。

その元になる言葉、戦争とは敵をだます行為であるを意味する「兵は詭道なり」。

これが有名ですが、正々堂々と道に則った正しさを追求をする を意味する、闘戦経にある「真鋭(しんえい)を説く」方が我々日本人にはあっていると思います。

日本には華道、歌道、茶道、武士道道がつく文化が多く、そのテーマごとに研鑽に研鑽を重ねて道を作ることが大事とされています。四書五経の中庸にも似た部分がありますが、精神論と実践の両輪があり、時処位相応の対応と、反省しながら前に進む行為そのものが大事にされています。

まさに日本の兵法書「闘戦経」には「孫子」のテクニックや術とは違った味わいがあるのです。

そして神道も同じ道がついています。そもそも日本の宗教は祖先道であり、じいちゃんのじいちゃんのそのまた爺ちゃんの・・・と祖先が歩いた道を通っていくことで神に通じる道を作ってゆく行為そのものが大事なのです。
ということで、今日の闘戦経。手書きです。

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