シャッターチャンスをジンバルで増やす

何度も書いているマイブームのGimbal(ジンバル)ですが、明日午前中に提案があるにも関わらず、勤労に感謝して奈良に向かいました。

目的は紅葉。はたして寒いのか、いつもと同様で大丈夫なのか、上着を悩みましたが、ジンバル撮影は移動ショットメインですから、熱さが勝っては撮影が大変、体はポカポカするだろうと判断し、薄着で出かけることに。

結果的にはちょうどよい感じ。ほどほどの気候、しかし、とても過ごしやすくかつ、終日曇りだと思っていた日中に、ときどき差し込んでくる太陽光線がありがたい応援団になりました。

紅葉も奈良の鹿を彩るにはベストではないかというぐらい、残った緑と赤と黄色のコントラストが見事。落ち葉も雨に濡れて靴で踏まれ続け、ボロボロ&汚れて散々な状態 とは180度違って、キレイでした。

奈良の紅葉2016(FHD切り出し&縮小)

 

あらためて感じたのは、シャッターチャンスのこと。

この広大な奈良公園の敷地を、カメラや鹿せんべいを手にした多国籍の人間達と、貪欲にエサを求める(時には服を引っ張る)鹿が、思い思いの方向とスピードで移動する現場では、じっくり腰を下ろしてチャンスを狙うというのは、キセキなことであり、邪魔な存在になりかねません。

ジンバル撮影では、逆転を狙うサッカー選手が相手の隙間を狙ってフィールドを縦横無尽に動き回る如く、撮影チャンスを自ら作り出すことが可能です。偶然もありますが、どちらかというと、撮影のシャッターチャンスを作る方が多いと感じました。

一般的に人のごった返す観光地では、三脚と大きなカメラ、レンズシステムを持った玄人またはなんちゃって金持ちカメラマンは、第三者にとって邪魔でしかない存在ですが、ジンバルなら忍者の如く、さっと撮って、さっと次のシーンに移動できるのです。

宙に浮いてるから水平も一瞬

そもそもあらゆるカメラが4K対応しようとする時代、4Kフォトとして動画で30なり60コマで撮影して良いところを撮るような時代も見えており、もう高くて大きくて重いものは、特殊なジャンルだけになってゆく気配があります。

映像の作り方さえ変わる現代、新しい時代が到来する前に、独自の撮影手法を手に入れたいと思います。やっぱジンバル+生中継スイッチング(笑)

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