スタジオにお客様を招いて映像作品のナレーション収録やBGMを設定するMAという作業は、多少費用はかかるけれど、最短でかつ合理的な手法かと思います。
当然マスタリングの場所だから、ナレーターへのキュー出しをする装置や、プロのオペレーターが、手になじんだソフトウェアで、手際よく、ノイズ処理や、音圧を上げたり、タイミイングをずらしたりしますから、早ければ当日、完成データを持って帰れます。
防音設備なので大音量でミスチェック、関西、関東など利用場所に応じたイントネーションなど、立会い者すべての耳で聞いて、ミスを起こさないための確認現場としては重要です。
製作側としては、音を入れることで映像が良くなるため、前工程より悪くなることはなく、さらにこの工程は原則、撮り直し不可なので、証人にたくさん集まってもらって、これでいきますよと念を押す場所だったりもします。
ただし、みんなの時間を合わせる必要があり、さほどクオリティー(発音やノイズ含む)などにこだわらなければ、お客さん先や、簡易な場所でやることもあります。プロのナレーターを使わない場合は、キレイな環境での収録になればなるほど、プロらしくない部分が目立ってくるから、ある種、ありがたいかもしれません。
アマチュアとプロの違いは、たとえば最初のと最後の声の張りが一定かどうかとか、紙送りノイズの気遣い、NG連発の有無、発音手帳のようなものを持っているかとか、そもそもカツゼツ&声が通るかなど大きいのです。
ということで、その中間で実施しました(笑)
先日のお箸のビデオですが、英語版を作ることになり、プチスタジオで収録してきました。犬の声や人の声をだましだまし、収録しています。(笑)
おまけで英語版のみ、字幕をつけてみました。聴覚に障がいを持つかたにも良いでしょう。この場合、レイアウトはユーザ側設定に依存しますが、Youtube全盛期の今、そろそろ多言語の字幕機能が主流になってきそうですね。字幕機能をONでご覧くださいませ。