古事記によると次のような物語があります。
イザナギとイザナミの二神は、天の浮橋に立ち、天つ神から授かった天の沼矛(ぬぼこ)を指し降ろして青海原を「こをろこをろ」とかき混ぜる。矛を引き上げると矛先から滴り落ちる潮が固まり島となりました。
おのずから凝り固まったのでオノコロ島という。
本当は自ずから転ぶの方が解りやすいのですが・・・この神話のもとは、淡路の海人族が伝えた島生み神話であったといわれています。
古事記の修理固成は、ドロドロになった地を修して、創り固めなおせの意味。国民それぞれが自分の役割を果たすべく修めることで、国が固まっていくですから、島がおのずから凝り固まったでは少しメッセージ性が弱いと思います。しかし、そんなことはどうでもいいぐらい、この小豆島は、食べ物が美味しい。
牛乳にしても、肉にしても、魚にしても、素材がいいから味付けが優しく、宿に泊まった食事でさえも、体に溶け込むように自然と吸収されていったのが印象的でした。
かつて皇室へ食材を提供していた国々は、御食国やうまし国と呼ばれ、淡路の海人族は、海の幸、山の幸、塩、獣肉、湧き水を献上していただけあります。
身近なところでは、ハンバーガーもと食材の旨みがぎっしり詰まっていて、さすが全国ご当地バーガーグランプリ 1位と2位を受賞しただけあります。裏技ですが、このバーガーは、高速のふもとにも販売店舗があって、橋のたもとで何時間も並ばずにすぐ食べられました。
偽者の油と偽者の塩、添加物と西洋のクスリが、いかに人間に良くないか体で感じたいようならぜひ、淡路島へ!! |