KBC84 笑顔で花を咲かせましょう
小浜島の”K”とばあちゃんの”B”、Girlの”G”平均84歳の”84”だそうで、ビジュアル見て笑ってしまいました。センターの女性はその意味が解からず仲間から一番好かれる人がなるといわれて納得したとのこと。
東京や大阪で公演もされたことがあるようで、ご存知の人もいるようですが、なんせこのにこやかに踊っている表紙の写真を見たら、すべてがふっとんでしまうインパクトがあります。
青空に緑の天然芝。まさに四方を海に囲まれた島に住む人は、自然に囲まれて悩みなんてまったくないから、長生きなんだと思ってしまいます。
しかし実際はそうではなく、戦時中のひもじい体験や、子供やだんなを先に失ったり、働けど働けど暮らしは楽にならないとか、この笑顔の裏には、すざまじい背景があります。
やはり刻まれたシワの裏にある悲しみが、彼女たちの笑顔をより輝かせている。オリーブは暑さの後、寒さがこないと良い実がならないというのと同じか。印象的だったコメントは、1年泣いていたら人が離れていった。だけど無理に笑っていたら人が寄ってきて、仲間ができて本当に楽しくなった。
長生きの秘訣は
80歳から入団。そのときからが一番人生楽しいという女性が多いだけあって、オシャレや踊りなど、女を、生を、楽しんでいます。そして、乗り物がないから歩く。病院がないから行かない(最近はできたそうですが80歳ではじめての医者・・)。クスリは島の言い伝えどおり、島にある天然もので実現。手作りの味噌やお漬物などの発酵食品、そしてスタミナドリンク?!の数々が彼女たちのパワーの源だったのです。
なによりも豊作祈願、無病息災など、神と共に生き、年間何度もあるしきたりや、行事をきっちりこなしていること。神さんを2年単位で持ちまわる習慣や、お供え物もすべて島にあるもので手作りをする習慣。1年前から準備しないと間に合わないというから本当に大変。
まさに神と人間、その他の生き物が一体となった生活が、まだ生きていいよというバックボーンになっている事がわかります。
農家が大変なのはいつの世もそうですが、農薬やノウハウを得て、楽してやってしまおうという流れが来ているとしたら、天災が猛威を振るう意味は、人間に忘れてしまったものに対する警告なのかもしれません。
まぁサブキャッチコピーの天国に一番近いアイドル には久々に吹いてしまいました。(笑)