Apple iPhone7/7Plus発表に思うこと

根っからのアップルファンではありませんが、スティーブジョブズによる嬉しそうな、自慢したいことを隠しながら少しづつ明かしていく子供の様なプレゼントークに引きずられ、スマホは最初からiPhoneユーザです。というより最初のiPod Touchは今も現役です。

キーノートの中継で現地の雰囲気が伝わる

今はムダ金と4sで無償のOSバージョンアップさえも、とっくに打ち止めにした同ハードウェアですが、リアルタイム、録画はさておき、キーノート（動画）だけは一応見続けています。

英語は解らないものの、ショーそのものを見ないと、ちょっとした新しい演出がビジネスの参考になったり、スタンディングオベーションだったり拍手だったり、観客が何に反応したのかなど、全体が見えないからです。特にビデオ活用がうまい会社なのでコスト的に真似できなくても、知っておきたい。

そして彼らの進む方向を真似ようとする業者も多いため、新しい潮流の兆しなども一夜あけず、同時進行で見えることから、こういうライブは重宝します。今日は商談があったためサンフランシスコの生中継はやめましたが、あとから録画で見た次第です。

しかしやはり生中継はすごい。実物は見られるわけですからトピックはニュースでみたとして、後からじっくり眺められる。しかも早送りも巻き戻しも自由。これはすごいことだと思います。メディアが何を伝え、何を伝えないかが明らかになります。

演出に関して

技術的な進化に関しては、メディアからの情報を見てもらうとして、やはり個人的には食指を動かされませんでした。

FeliCaだったり、新しい高性能カメラだったり、防塵・防水だったり、ポケモンGoのAppleWatchアプリだったり。任天堂のマリオには多少驚きましたが、宮本氏の片言の暗唱英語とそれ以上にひどい日本語（緊張爆発）で日本人ってプレゼン下手だなぁとマイナス面が目立ってしまいました。

疑似的なボケなら一眼レフでいいやんとか、そもそも入れる中身がないので、お財布ケータイにメリットを感じなかったり、代わり映えしない大きいだけのデザインだったり、そもそも演者のみなさんが、楽しそうにやってないように見えるのは気のせいでしょうか。あれに７，８万出すのはやはり個人的には尋常ではなく思う。（アウトプットされる写真も映像も人と同じ）

やはりもう行き着いてしまって、優先度の低かったユーザ要望を反映するしかなかったり、日本のメーカー競争のように、競合側の新機能をお互い入れあって、団子のように機能を増やしていく競争に移ったんだと感じました。イヤホンジャックの廃止はさすがアップルですが、あの純正の無線イヤホン、線が垂れ下がってブッシュマンの耳飾りみたく恥ずかしい。音楽ノリノリでブランブランしている人みたら笑ってしまいそうだなぁ。

ひとつ興味深かったのは、リアルタイムという言葉が出てきたこと。iWORKで共同作業をRealtimeCollaboretionとして、リアルタイムにプレゼン資料を共同制作したシーンだったと思いますが。

面白い演出

そうそう、それでも冒頭、新しい演出がありました。べたながらティムクックが登壇前にスクリーンも登場。車の助手席に乗り、楽しそうにおしゃべりしたり、みんなで歌を歌ったりしながら、会場に到着。入っていくシーンです。